No.392 '01/10/27

「SCO」のことをもう少し


「アンサンブル・シュッツ」から「シンフォニア・コレギウム大阪」と改名した室内オーケストラ。
先日の「ベートーヴェン・シリーズ」から本格的な活動開始といったところでしょうか。
下の写真はその演奏会でのリハーサルのときのものです。

このオーケストラ、曲によって編成が増減します。
「マンスリー・コンサート」を基盤とするその活動は、2〜3人の小さなアンサンブルから50人前後のオーケストラ(もちろんマンスリーではこの編成は無理ですが)へと規模が変わります。
森田玲子を中心とした「弦」セクションはオーケストラの要です。
今回のベートーヴェン演奏も素晴らしい統一性を示してくれました。

「管」セクションでのアンサンブルはなかなか難しいのですが(固定したメンバーの定期練習がまだ出来る状態ではないのですね)、今回は今までに培ってきた気心の知れたメンバーに恵まれ、また一人一人の高い技術もあって良い演奏になったのではないかと思っているのですが、どうでしょうか。

オーケストラ作りは大変です。しかし、巧くいったときはその苦労など吹っ飛んでしまいます。

オーケストラ作りが目的でオーケストラを組織しようとは思わないのですね。
したい曲があるからそれに見合うオーケストラを作りたい、
理想のオーケストラを夢見てしまうので、一歩一歩遅々としているのですが歩んで行きたいと思っています。

演奏会を終えて一週間が経ってしまいました。
すでに頭は次の演奏に向かって切り替わりつつあるのですが、間を縫ってフラッシュのようにベートーヴェンを思い出します。
ちょっと記憶に残したい、記録として残しておきたいと思い上の写真を掲載した次第です。
いつもより重たい写真かもしれませんが、許して頂ければ嬉しいです。

是非、「マンスリー・コンサート」にもお出かけ下さい。
「マンスリー」での演奏の積み重ねがオーケストラを成長させます。(シュッツ合唱団もこの毎月の演奏会によって育ちました)
沢山の方にその足跡を見ていただきたいと願う気持ちが大きいです。
多くの方に見守られながら成長してきた団です。
これからも着実な歩みを続けたいと思っています。

No.392 '01/10/27「「SCO」のことをもう少し」終わり