No.395 '01/11/5

四方八方からのマンタ


先週土曜日「京都モンテヴェルディ合唱団」の定演を終え、その翌日(日曜日)石垣に飛びました。

「モンテヴェルディ」の定演は温かいお客さんにも恵まれ、難曲の「ミサ曲」でしたが練習を通じて一番良くできた演奏になりました。
武満の「うた」、鈴木憲夫の「未来への決意」も、そして女声合唱曲の木下牧子「愛する歌」、男声合唱曲の「ロマンチストの豚」も それぞれの向上を見ての好演だったと思っています。
歌詞も明瞭になってきたのは今後に期待できるのではないかと思っているのですが、歌にどれほどの「想い」を、「感情」を込めることができるか、それがこれからも続く合唱団の大きな課題です。
次回からも今回以上の音楽的密度を高めていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。

さて、11月の石垣は気候がいいですね。私は好きです。
ただ、海は荒れます。
着いたその日も波が高くしけてました。
それでも我々は潜ります。(総勢7名で今回やってきました)
初回からマンタ・ポイントです。
海の中ではうねりにもまれながら、マンタに出会いました。
海に飛び込んだとたん、下にマンタがいるんですよ。
もうその大パノラマに感激しながら揺られながらも堪能しました・・・・・・・が、
その次の二本目で私に「酔い」が訪れました。もう、大変。
最初の内は我慢してたのですが、限界に達し浮上。
皆ときたら、まだ潜っているんです。よくやりますね〜。

二日目の今日、昨日とうってかわって快晴。(この季節はこんなものらしいです)
海も穏やか。
初回はこぶしめ(いかの一種です)の群。
群なんですよ!
今まではつがいであるとか一匹だけとかしか見たことがなかったのですが、何と群れています。
「かわいい〜」。
みんなで取り囲んで遊ばせていただきました。

二本目はやはりマンタ・ポイントです。
ここで!!!!!!!!!!
何と、これまでの記録を破る枚数がでたんです〜。
「二枚かな」、しばらくして「4枚だ」。
それを観察していると、来るは来るは、四方八方からマンタが来るんです。
前のマンタを見ている最中に後ろからやってきます。
近づいてきて私の前で止まります。
すこし様子を見ているのでしょうか、じっとして私を見ているんです。
そして、ゆっくりゆっくり私の頭上を通過。
私はマンタのお腹をじっくり見せてもらいながら、その優雅な泳ぎに感動です。
で、枚数は結局「10枚以上」ということになってしまいました。
ガイドの小室さんも「出過ぎ」とボードに書くぐらい。(もう小室さんにはいつもながらお世話になってます。大感謝です。)

昼からまた風が強くなってきていました。
いや〜なうねりが出始めていたのですが、やはり三本目でまたもや私は気分が悪くなりました。完全に「酔い」状態です。
船に上がってきたときは不覚にも昨日同様、魚に餌をあげてしまいまいした。
あまりこんなことは無かったのですが、これも疲れの症状かもしれませんね。
でも、考えようによっては、やっと「疲れ」を感じる機会でもあったわけです。

お宿に帰ってきてこれを書いているところなのですが、気分は良いんです。
どんどんリフレッシュしていっているようで嬉しいです。
今回は短い滞在なのですが、来てやっぱり良かったと思いました。
今日はゆったりと時間を過ごす予定。
良く寝られるでしょうね。

No.395 '01/11/5「四方八方からのマンタ」終わり