No.447 '02/8/18

整備された<萩>の町


大阪へ帰る最終日、<萩>の町の観光です。
秋芳洞、仙崎、須佐を先に廻ったものですから、<萩>は最後になりました。
「維新の町」としてキャンペーンしている町です。ちょっと楽しみでした。
いつも思うことですが、観光地での整備や取り組み方に興味を覚えます。
ここ<萩>ではどうなっているか?
午前中だけという短い時間でしたが少し見えたような気がしました。

武家屋敷などの壁が美しいと言われています。
石を積み重ねたなかなかガッシリとした力強い塀が続きます。

高杉晋作の生家だそうです。
残念ながら時間の都合で中には入らなかったのですが、ちょっと明治維新の志士たちを偲びました。

上の写真を撮ろうとしたとき、勢いのある声にちょっとたじろぎました。
晋作の家の隣がお土産屋(かな、と思います。あまりのその後の勢いなどで確かめることができませんでした(笑))

出てきた女将さん風の女性が「そこを撮るならここからが一番良いアングル」とばかり写す姿勢を示しながら教えてくれるんです。
上の写真を撮ると、次はこちら、その次はこっち、と教えてくれます。
下の写真もその一つです。しかし、巧く教えていただいたようには写っていないような気がします。(笑)

そんなに広い町ではないと思います。
自転車で回ると一応のものは見ることができるでしょう。
私たちは歩いたのですが、駐輪場といい、トイレといい、標識やガイドなども整えられており気持ちよく見て回ることができました。
整備された町、といった印象です。

藍場川の風情を楽しみました。
人工の生活用水路。川から水を引き、家の中に取り込んで、景観を作り楽しんでまた川に流す。
下の写真がそうなのですが、昔は船によって(水路の幅はもっとあったらしいです)米や薪を運んだそうです。

家の中に引かれた水は池をつくり、風呂場を通り、台所にも利用されています。

短い滞在でしたが山口を訪れました。
いくつか印象強く私の脳裏に刻み込まれました。
本も買いましたので、それらを読むのが楽しみです。
町を見、景観を楽しみ、昔や現代の「人の生活」を垣間見ます。
楽しい旅でした。

次はどこへ行きましょうか?

No.447 '02/8/18「整備された<萩>の町」終わり