No.456 '02/9/25

ガンバル世代


毎日練習の連続でちょっとくたびれがちです。
1日に二団体、曲数が4〜5曲とくればその頭の切り替えもテクニックの一つです。
練習場へ向かう車中や移動の際のお茶タイムがその切り替え時なのですが、これがなかなか巧くいってくれないときが多いんで困ります。

どれも皆好きな曲。演奏するのが楽しみな曲だけに、振るごとに感情移入です。演奏もどれも上手くなっているものですからついつい「本番並」の振り方になってしまっています。
こういうのは「嬉しい悲鳴」です。

我が「OCM合唱団」にも、そして「京都モンテヴェルディ合唱団」にも最近(かな?)男性の年輩の方が入団されています。
正直、お目にかかったときにはいつまで続けて頂けるだろうかと心配したのですが、あのパワーはどこから来るのでしょう?それはもう脱帽したいぐらいの熱心さで、歌い続けておられます。
女声合唱団「りんどう」のメンバーも素晴らしいですね。
年齢は伏せておきますが(笑)、かなりの年輪を重ねたメンバーが中心になっています。若い人たちもいるとはいえ、その平均年齢(なんて意識しなくてもいいのですが)は高いでしょう。
その方々のお元気なこと。

練習中にどうしてもその方々のほうに目がいきます。
心配だからじゃないんですよ。(笑)
熱心な「気」を感じるからですね。
まぁ、若い人達から注文もつけられての練習かもしれませんが、歌っている顔は若い人たちに負けないぐらい輝いていて美しいです。
時には若い人たちのほうが「年寄り」のような曇った顔をしている場合など見ますから、その輝きもひとしおです。

演奏会シーズンです。
その中で飛び回っている私。
頭の中は整理しきれずにちょっと混乱気味(笑)。
時間に追われてストレスも溜まりはじめているみたいです。
そんな時、その方々の顔を思い出すことにしています。
元気いっぱい、「さぁ、行こうか!」となるわけです。
力強く、頼もしい限りなのですが、そのパワーが続きますよう私もご一緒させて頂きたいと願っています。

今週末は「邦人曲シリーズ」です。
どれも色濃く、面白いです。日本の曲を誇れます。是非来ていただいて観て、聴いて欲しいですね。
終われば、その日のうちに東京へ。
日曜日はコンクールの審査員。
次の日、音楽誌のインタビュー。
その後、ベートーヴェンのオケ練習が続いて「女声合唱団りんどう」の定演、そして「京都モンテヴェルディ合唱団」の「ヴェスプロ」と連なります。

どれも楽しいです。
忙しく少し疲れてもいるかもしれませんが、これって充実しているんでしょうね。

No.456 '02/9/25「ガンバル世代」終わり