No.481 '03/2/16

コンサート後の熱いほとぼり


昨夜、いずみホールでのコンサートが終わりました。
礒山先生の解説、そして私にとっては久しぶりの対談もあり、緊張の中にも充実感に満ちたコンサートになったのではないでしょうか。
「追分節考」の演奏が終わったときの大きな拍手には驚きを越えて、私には感動でした。
この曲、いつもと違って合唱団の方に向かうのではなく、客席の方を向いていることの多い私です。
合唱団に指示を出しながら、実はお客さんの反応がダイレクトに伝わってきます。
その様子を見ながら、私の指示のタイミングや順序が変わるんですね。
これは即興性に富んだ曲だからこそできる楽しみです。
皆さんの驚いた顔、大喜びをしていらっしゃる人、スタンディング・オベーションをしていらっしゃった方、そして大きな大きな拍手をずっとし続けている方々、これは本当に演奏者冥利につきるというものです。

実はこのコンサート、今年の新しい「シュッツ室内合唱団」のデビュー演奏会。
「室内合唱団」に選ばれた者の中には、今回の作品では経験が足りないという人も増えていました。
さらに、声楽アンサンブルの一員である長井洋一がお休み、そして、テナーで一位として選ばれながら事情があって参加できないという者もあって、パーフェクトで初陣を飾ることができなかったのは残念でした。 しかし、さすがでしたね。(仲間で誉め合うのはちょっとね。(笑))
武満の「風の馬」は今までで一番ハモリもアンサンブルも良かったのではないかと思っています。
あの難曲をこなしたのですね。「室内合唱団」を組織した者としてちょっと誇らしい気持になりました。

近くで「打ち上げ」です。
その後、会う約束をしていた知人を誘って二次会へと向かいます。
それぞれのテーブルで話が弾んでいるようでした。
火照りを冷ますかのように時間が経過していきます。
さ〜て、この辺で<御開き>にしなければいけません。
いつものように、3次会へは突入してはいけないんですね。(笑)

只今「ニセコ」行きのバスの中でキーボードを打っています。
早朝6時半に目覚ましの音が鳴りました。
そして次々と部屋中の時計が鳴り、テレビにスイッチが入り、仲間から電話が入ります。(笑)
みんな、空港へ遅れてはなりませんよ、と起こしてくださるんです。助かります。
というわけで、今シーズン二度目の北海道は「ニセコ」へのスキー。
我ながら<よくやるよ>と思っています。(笑)

No.481 '03/2/16「コンサート後の熱いほとぼり」終わり