No.502 '03/6/

山にこもってのビデオ鑑賞


14日(土)、15日(日)は山にこもっての(笑)練習でした。
もちろん、「現代音楽シリーズ」の練習です。

演奏会ごとにこもる場所となっている能勢なのですが、美味しい「おつけもの」を調達したり(おつけものやのお母さんに会う楽しみもあるのですが)、うまいビールを仕入れてきたりで楽しみもしっかり持っていきます。
とにかく1日24時間「音楽漬け」になれるわけですから、もう気合いが違います。

日頃の定演では実質の練習時間は一時間弱になることもあり、集中的な練習ができません。
使わせていただいている施設も”かって知ったる何とかで”もう余裕の気持ちで練習に取り組めます。
じっくりと曲の解説もでき、また、なっとくできるまで音楽練習ができるのですね。
(私の長〜い話付きで(笑)、能勢の山を下るときには一応、演奏のメドが立つところまで持っていけるのは大きいですね)

今回の練習でのメインのプログラムはビデオ鑑賞でしたね。
「能」のビデオを皆で見ました。五十嵐玉美嬢の解説付きです。(もう、合唱団にはそれぞれの専門家が沢山います(笑))
図書館まわりをしてのビデオ探しに始まり、機器を持ち寄っての鑑賞会、そして練習場の片隅には資料となる雑誌や単行本が所狭しと並びます。
「猿楽」のことを調べようということからの流れなのですが、これは結局日本の芸能のルーツを訪ねることになり、膨大な資料を必要とする困難な作業となりました。
でも、今回のこの経験は貴重です。
日本人でありながら知らなかったことも沢山あることが判明しましたね。(ニコニコ)
「能」の世界もいろいろなんだと、あらたな感慨にふけることもしばしばです。

下の写真はそのビデオを見ているところです。

火付け役は私。
その火を勢いづけ、役立てるのは団員たち。
そしてそのまとめをするのはまた私と返ってきます。
見事な連係プレーですね。(笑)

まだ、演出の細かい部分は決めてはいないのですが、私たちのアプローチ、聴いて下さる方々に伝わることが出来ればと今考えているところです。(決めている部分はまだちょっと秘密です(笑))

今回のプログラム、これだけでも大変ということなのですが、この他に短いとはいえポーランド語にも挑戦しています。
これについてはまた次回に書いてみることにします。

No.502 '03/6/「山にこもってのビデオ鑑賞」終わり