No.519 '03/9/5

宇治山田、そして「お伊勢さん」


3日と4日、三重県伊勢市、宇治山田に行ってきました。
三重県立宇治山田高校の音楽鑑賞会を依頼されての訪問です。

以前から楽しみにしていました。
若い人たちがどう反応するか?これは私たちの音楽が試される良い機会です。
また、今回は合唱部の人たちに指導するということも引き受けていましたから、随分と前から楽しみだったのですね。

近鉄、宇治山田駅です。なかなか立派な駅舎です。写真の収めようとしたのですが全景をとらえることができませんでした。

駅前にあるホール。とてもこれは助かりました。(笑)
ホールでは、依頼しておいたのですが、響きを確かめるために歌ってくれる合唱部の人たちが舞台でお出迎えです。
いきなり棒を振らせていただきながらホールの響きを聴かせてもらいました。
この時の初めての合唱部との出会いが印象的でした。
「これは楽しみだ!」と思いましたね。

さて、ホールでの出会いの後リハーサル室に移ります。
それから3時間、私との練習が始まりました。
良かったですよ。
先ず、新鮮な感覚が全体に流れています。
真摯です。明るいです。エネルギッシュです。
私の棒に彼らはどんどん変わっていきます。
声が、そして表情が。時間を忘れるほどに私は楽しみました。
千原英喜さんの「銀河の序」一章、その変拍子のリズムに反応した彼らの表情はまさに私にとっても感動ものでしたね。
翌日の演奏会での心配など吹っ飛んでしまっていました。
もう、楽しみそのものでしたね。
別れ際にも彼らがそれぞれに言葉を交わしながら見せてくれたその明るい表情、ほんと素敵だったんですよ。

ホテルにチェックインを済ませ近くの居酒屋さんへ。
魚の美味しい「虎丸」というお店へ連れていって頂きました。
このお店、倉を改造して作られたようですね。中も素敵なお店でした。
合唱部の指揮者、向井さん(津の「EST」の指揮者でもあります)とご一緒で楽しい一時となりました。

さて、ホテルにもどって一寝入り。
そして10時頃には合唱団員たちがホテル入りです。
近くにはもうお店が開いていないということで、急にホテルのロビーで「悦子喫茶室」のオープンです。(笑)
あのT嬢なんですね。彼女が用意してくれるコーヒーを頂きながら暫しのくつろぎの一時です。

翌日の演奏、うまくいったことは言うまでもありません。
約千人の生徒達は静かに聴いてくれました。
とても印象深い演奏でした。
演奏しながらつい涙する私です。(またまた泣いてしまいました(笑))



演奏会が終わったらホールを飛び出します。(笑)
40年程前に行ったという「お伊勢さん」へダッシュです。(笑)
団員26名の大移動です。
これがシュッツですね(笑)
別に強制したわけではないんですよ。
私と数人で行こうと思うのだけれど・・・・・・と言っただけなのですが。(笑)
後で聞くと、「赤福氷」を食べに行くと言ったことがきいたらしいのですが・・・・・・・・・・・・。(笑)
その名物「赤福氷」です。
あの「赤福餅」がかき氷のなかに入っているんですね(もちろんお餅とあんは別々ですが)。そして抹茶がかけれているのですが、これ美味しかったですよ。

食べる我がシュッツ合唱団員です。
どこででもにぎやかです。(笑)

ワイワイとお店を冷やかしては(試食の連続です(笑))内宮へと急ぎます。
内宮の大鳥居をくぐって宇治橋を渡る団員達です。

砂利道の参道を歩くのも久しぶり。私は約40年ぶりですね。
五十鈴川の河畔で遊ぶ団員。
川辺にうずくまり、手で川水と戯れる、これ心和みます

帰り道、驚きの出会いがありました。
いつも練習帰りに立ち寄っているあの美味しい焼き鳥の「とり庄」のバイトの子と偶然会ったのです。
これって凄い確率だと思うのですが。
お引き合わせでしょうか。(笑)
彼は仲間達と「お参り」だったそうです。(若いのに!)
それにしてもこの出会い・・・・・・恐ろしい。

明日6日(土)はNHK全国学校音楽コンクール関東甲信越ブロックコンクールの審査員をつとめるため埼玉は大宮、大宮ソニックシティ 大ホールに行きます。
その報告はまた。

No.519 '03/9/5「宇治山田、そして「お伊勢さん」」終わり