No.521 '03/910/

鈴木憲夫邸への訪問


NHK全国学校音楽コンクール関東甲信越ブロックコンクールの第一日目(6日)、【小学校の部】の表彰式も終わり、ホッとしている審査員室ににぎやかに登場したのが鈴木憲夫さんでした。
驚きつつもとても嬉しい思いで再会を喜びました。
しかし、それからしばらくは大変な騒ぎだったんです。(笑)
小さな嵐がやってきたような雰囲気で他の審査員の方々もあっけに取られています。
来るのだったら知らせてくれればよかったのに、と仰るのですが、憲夫さんのお宅が大宮の近くだとはまったく結びついていない私です。
たまたま会場にいらした奥さんが私の名前をプログラムでご覧になって、すぐ憲夫さんに知らせていただいたようです。
でも、ほんとうに顔を見たときは嬉しかったですね。
どこかで会いたいなぁと思っていたんですが、こんな驚きの再会とタイミングに「運命」を感じてしまいます。(笑)

4時半頃にコンクールが終わり、その後はゆっくり食事でもと思っていたのですが憲夫さんの登場で一変します。
他の方との約束は無い、ということでそれでは家に来ませんかというお誘い。
ロビーで待っているからと言い残して部屋を出られてからタクシーでご自宅に案内されるまでそれはもう凄い勢いでした。
家の中を案内して頂きます。
もうこだわりの調度品です。
素敵なお部屋でしたよ。
大事に育てられている「猫さん」(名前を失念してしまいました。スミマセン)ともご挨拶がすみ、さあ「飲みましょう」というわけです。(笑)

もう、飲みたくて喉が鳴っている状態だったのですが、次の日のコンクールが気になって積極的になれません。(笑)
でもダメでしたね。憲夫さんについでいただいたビールの美味しかったこと。
飲み始めは5時半です。
そしてもう遅いのでと家を出たのが11時半でした。実に6時間ですよ!
もう、たくさんお喋りしました。
こちらも熱くなって一杯喋りました。
「違う」、と本人に言われるかも知れませんが、喋らなくても作品を通して憲夫さんの「想いは」十分に解っていると思う私です。
話していて、確認をとっている思いが強くありました。
計画されている作品に話が及びます。
「シュッツ合唱団」を意識して書いて下さっているようですが、これが本当に楽しみです。
構想が素晴らしいので、どんな曲に仕上がるか今からワクワクです。

ビールに始まり、赤ワインを頂き、最後は高麗人参酒(だったかな?)に到ったところで6時間を経過していたんですね。(笑)
もう少し飲みたい気分もあったのですが、どうしても翌日のコンクールが気になります。(当たり前ですね)
「中学校の部」と「高等学校の部」を審査しなければなりません。(約9時間に及びます)
9時半には入らなければならないんですね。
心を残しておいとましました。(笑)

ホテルに戻ってもうベッドに倒れるように寝たことはいうまでもありません。(笑)
憲夫さんと奥さんとの絶妙な会話を思い出しながら、それを子守歌にして気持ちの良い眠りに、深く、深〜く沈んでいったコンクール初日ではありました。

No.521 '03/910/「鈴木憲夫邸への訪問」終わり