No.1[2026/10/23]

【今音楽界は危機状態。その原因は?】

 以前にも書いたのですが、音楽活動を真摯に進めようと思えば思うほど、世の中の動きに注視する必要があります。
足許だけを見ていては活動がスムーズに行えない、ということです。
現在、一部を除いて、全国一様にクラシック音楽界は経営難と人材難です。
大阪も大変です。
大阪ではいくつかの団体が活動休止に迫られました。
経済的に成り立たないのです。特に「コロナ」を境に大きく変わりました。そして覆い被さるように主要メンバー(特にリーダー格)の高齢化です。
オーケストラを例にすれば・・・・、
 母体がしっかりしているオーケストラは一応安泰でしょう(例えばNHK交響楽団)。
しかし自治体が、直接、または間接的に携わっている室内オーケストラは危機です。
地方の財政難がもろに襲いかかりました。ましてやその他の音楽団体は青息吐息。
合唱団となれば経営は合唱団員の数に頼る。つまり数は「お金」なり。

そして観客の減少!質も思考も変わりました。この要因が「世の中の動き」と同調す るというわけです。
現在の社会は本当に「停滞している」、というかどんどん悪くなっている。
これは政治の問題です。
言ってみれば文化政策の貧困でしょう。「文化」という思いが劣化している、と言う事です。何でも経済を優先させるのですか?
では文化とは何か?です。
決して「お金」優先ではない。これは「モノの質」の問題です。文化という「質」を保護すれば経済も動くというものです。
 よく言われる「人」の関係が重要、ではないと思います。「人」だとその関係性で良くない事も起こる恐れがあります。一旦起これば捻れる、壊れる、でしよう。

「質」は誰が評価するのでしょう?
結論を言えば、専門家と呼ばれる人たちではありません。それは私の隣りの人であり、この国の人たち全てです。
この人たちの目利きが良ければ問題は大きく進展するものと思います。真の文化向上とはそういう事だと私は思うのです。

「大阪コレギウム・ムジクム」を例にとって次に書いていきましょう。
51年の歴史を辿る事は何某か見えて来るものがあります。全てを書くことができれば本望、と言えるでしょうか。


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