変人扱いされてしまうかもしれませんが、以下の意見を表明します。 &size(20){''「よい教科書とは、一見したときに、(よい意味で)芸術的に優れた作品という印象を与えうる」''}; 理由は、見てて目が惹かれるような教科書の方が、勉強したくなるでしょ、 ということです。 正直、教科書を書くのには、最終的には、僕の場合、 1ページに2時間くらいかかるんです(2008年5月現在)。 何にこんなに時間かかっているんだ、って思い返すと、 数学的な内容はもちろんですが、それと同じくらい時間がかかるのは -「視覚的なレイアウト」 -「論理的なレイアウト(この感覚についての説明は省略・・・)」 なんですよね。 で、自分が納得する基準を自問自答すると、 それは「一見して脳みそがストレスを感じるかどうか」なんです。 ってこんなときに思い出されるのが -「すばらしい音楽作品の自筆譜は、 その楽譜自体芸術作品に見える」 という話(ただし、近年の音楽作品はコンピューターで書かれているので 少し意味合いが異なる)ですか。 まあ、そういうことはおいといても、 やっぱり、見た目って大事ですからね。 ぱっと見て、頭の中を混乱させずに読もうと思いたくなるかどうかって、 勉強する上でとても大事だと思います。 そんなわけで、教科書を書くという作業は、一種の専門職だと感じる今日この頃。