※最初の文章を追記しました。(2010-8-23) ※動画を更新しました。また、動画のみのファイルも掲載しました。(2010-9-10) ※動画のリンク先を、youtubeへ変更しました。(2010-12-08) *デジタル教科書について [#o34948eb] ※この『デジタル教科書についての私見』の一連の記事で取りあげる 『デジタル教科書』とは、小学〜高校を対象とした教科書のみ、考えています。 大学生向けの『デジタル教科書』については、 状況(たとえば、教科書検定が大学以降は存在しない、など)も私の意見も変わります。 ***どんなデジタル教科書であるべきか [#w4476275] 「どんなデジタル教科書であるべきか?」それは -子供のための電子教材、デジタル教材であること どうすれば、子供の学習にとって良い方向へ進むか、 それを突き詰めたモノが、電子教材、デジタル教材として 多くの子供の手元に届かなければならない。 ***問題点 [#ba208678] しかし、私が上のように宣言しても、何の意味もない。 「子供のためになる教材を!」と言いもせず思いもせず教材を作る人はいない。 そして、そう願って作ったのに、その願いは強いのに、使い物にならない教材しか生れないこともある。 使い物になったとしても、自分の直接知っている生徒に対してのみであることも多い。 だから、問題は、実際に作られたモノが、本当に子供の学習に役立つのか。 たくさんの子供の学習に役立つのか。 それが全てだと思う。 #hr とはいえ、最近のデジタル教科書の動きを見ていると、 この最低限の「良識」すら吹き飛んだ現実も存在する。 (だからわざわざ、まず、私は上のように宣言しました) 最近一番ひどいと感じたのは、 アメリカのとある州で、州の赤字をなくすために、 コストの低いデジタル教科書を導入していると聞いた話。言語道断。 赤字で首の回らない状況なのであろうが、 自分たち大人の尻ぬぐいを子供にさせるほどに、 大人としてのプライドはないのか、などと私は感じてしまった。 #hr 話を戻します。 「実際に作られたモノがすべて」と言ったからには、 現在の私が作っているデジタル教科書のサンプルを、例示したいと思います。 皆さまが考えていただく材料になればと思います。 また、ご意見をいただけると嬉しいです。 ***デジタル教科書の例 [#e183bb3c] 初めに申し上げますが、これは、まだ、あくまで「現状報告」「途中経過」です。 発展途上であることを、ご理解いただければ嬉しいです。 -既存の「紙」媒体を、電子化しただけの例>[[13th-noteの教科書>高校の教科書]] --ふさわしいソフトを使えば、PDF上に書き込みなどできるでしょう。 -少し「デジタル教科書」のような例 --iPad、タブレットPCなどで読むための[[数学I:http://www.collegium.or.jp/~kutomi/downcnt.cgi/suugakuI.pdf]] --動画ファイルを埋め込んだ[[数学A第4章「平面図形」のVer0.50:http://www.collegium.or.jp/~kutomi/downcnt.cgi/e_textbook_sample20100910.pdf]] ---本文p.2, 3の赤い枠のある部分に、動画を埋め込みました。 (おそらく、セキュリティの問題で、動画の再生に警告が出ると思います。 再生の許可を出し、ふたたび、赤い枠内をクリックすると再生します。 ダブルクリックすれば、全画面表示にもなります) ---目次から、各ページへジャンプできます。しおりからも、ジャンプできます。 ---残念ながら、iPadはこれらの機能に対応していません。 --上記ファイルの動画ファイルのみはこちら /<!--[[こちら:http://www.collegium.or.jp/~kutomi/downcnt.cgi/5eps_ver2.wmv]]--> //<!--[[こちら:http://www.collegium.or.jp/~kutomi/downcnt.cgi/5eps_ver2.wmv]]--> ---[[【三角形の向かい合う辺と角の大小は一致する】13th-note数学A第4章p.105>http://www.youtube.com/watch?v=5yLgmCjmoVY]] ---[[【三角形の成立条件】13th-note数学A第4章p.104上>http://www.youtube.com/watch?v=ocT8c704KoU]] -必要とされるもの --タブレットPC(動画、しおり、いずれにも対応しています) --iPad、(画面の大きなタッチパネルの)携帯電話など --上記がなければ、通常のPCの画面で。電子書籍とは感覚は違うと思いますが、参考にはなると思います。 -これらの機能を、より汎用的に利用できるための解決策は、どなたかの助けを仰ぎたいところです。 (たとえば、iBooksの機能をフルに使うには、動画も含めてepub形式に変換せねばなりません、 その変換は、レイアウトを崩してはなりません。 もしくは、iBooksのような電子書籍の機能が、PDFを完全にサポートするか。) #hr 続く>>[[私見2〜キーボード学習の長所・短所>デジタル教科書・教材/私見2〜キーボード学習の長所・短所]]