1997/7/10
<ローズ文化ホール公演のご案内>

(今回の担当:SOP 小野容子)

もうあと10日程で日本を旅立つ我々ですが、その前にもう一仕事、がんばらねばなりません。毎年この時期にある豊中ローズ文化ホール主催「世界のうた・日本のうた」の本番なのです。
今年で5回目を迎えるのですが、毎年演奏のみならず、歌に踊りに・・・etcと工夫を凝らしたステージで好評を頂いております!

今年は〜映画音楽を集めて〜。第1部はある家族の休日の風景を描きながら、それぞれの想い出の曲を綴っていきます。 「禁じられた遊び」〜「ニューシネマパラダイス」まで、年代を追って演奏していきます。合唱あり、弦楽アンサンブルあり、ギターソロあり、ヴォーカルアンサンブルあり、ソプラノ独唱ありといろんな編成でお聴き頂こうと考えております。
(これだけの編成が入れ替わりするのです!ステージ転換の妙技?も是非ご覧下さい 。)
そしてなんと、合唱団員がお芝居に臨んでいます。(皆、これが結構役者なんです よ。ちなみに台本は、この私、小野の担当です。)
さらに、お芝居だけではありません。・・・踊ります!!
毎日のように体を上下に揺らしながら練習に励んでいます。慣れない事で筋肉痛になった人も少なくないようですが、仕上は上々!!きっとお楽しみ頂ける事と思います。まさに「歌って踊れる」合唱団になりつつあるこの頃です(?)。
これだけのハードなスケジュールの中、本当に皆すごいと思います。台本のあがりが遅くても誰一人文句も言わずに臨んでくれます。急な要求をしても素早く対処してくれます。これって本当に凄い事だと思うのです。
普段の演奏会では見ることの出来ない合唱団の隠された一面を是非ご覧下さい。 衣装にも力を入れています。衣装も踊りの振付けも全て団員でやっているのです。
・・・さて、見所(聴き所?)ですが、まずは佐野健二さんのギターソロ、3曲もあり ます。これはきっと聴きものだと思います!私はとっても楽しみにしています。
そしてアンサンブル・シュッツによる「ライムライト」、カルテットの演奏にフジイオサムさんのパントマイムが入ります。あと男声合唱による「スカボローフェア」、このハーモニーをぜひお聴き頂きたいです。バーバーの「弦楽の為のアダージョ」を合唱用に書き直した「アニュス・ディ」は合唱の魅力を更に深める1曲となっています。
合唱団の「技」と「心」の結晶です。そして私のいちおしは映画「天使にラブソングを」からの「Hail Holly Queen」。尼僧に扮した女性達が歌って踊ります!これは本当に必見です。他にもアウローラによる「雨に濡れても」(団員の田坂さんのソロダンス付き、アウローラも踊ります。)や倉橋さんのソロとアンサンブル・シュッツの「踊りあかそう」(これもかわいい踊りが入っています。)などなど、書ききれない程満載しております。

第2部は日本の映画音楽をたくさん書いた武満 徹さんの作品を集めてみました。 世界的に有名な武満さんですが、実は日本の映画音楽もたくさん残していて、「ああ、この映画って武満さんの音楽なんや」って思うことが結構あるのです。 今回演奏するのは映画の中で使われた曲ではありませんが、武満さんの残した素晴らしい作品のうちから幾つかを取り上げました。
合唱曲は先日CD発売しました「うた」の中から4曲演奏いたします。 第1部とは雰囲気をがらっと変えて「武満の世界」をお送りしたいと思います。

あの時の想い出の曲、心に残るあの曲、どうぞ演奏を聴きながら私たちと一緒に 懐かしかったあの頃へタイム・スリップしてみませんか?
7月13日(日)13:30開場、14:00開演。会場は豊中市ローズ文化ホール (阪急宝塚線「庄内」駅下車、徒歩約7〜8分)

皆様のご来場、心よりお待ち致しております。


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