(今回の担当:SOP.倉橋史子)
場所は、CD委員長の池内さん(カウンター・テナー)宅。
実は、彼は団内きっての「大料理人」なのです。だから、休憩の時は次から次から、美味しい手料理が出てきて、私はとても幸せでした。(この忙しいはずの時間になんと皆で“餃子”を作りました。こういう時、普通はしない、と思うんですけど・・、全然構わず、「美味しいもの大好き」集団は、盛り上がりました。)
さて、「カンツィオーネス・サクレ」は、小曲集ではありますが、内容の濃い名曲が40曲も並ぶ大作です。と、いう事は一曲に2テイクあるとしても・・・・・
その作業の楽しさ、難しさはお解り頂けます????
半年前の自分達の演奏を聴いて、あらためて思った事は「音楽」って、やっぱり“生き物”だなあ・・という事です。
この録音は、二日連続の演奏会という形式でライブ録音したのですが、同じ人間が、同じ曲を歌っているのに、ちょっとしたバランスの違い、響きの違い、一番大きいのは、ニュアンスの微妙な変化で、まるで魔術にかかった様に、音楽が「変化」しているさまが、とても面白かったです。「半年が経った」97.12.29という事で、客観的に色々な角度から聴く事が出来た事もよかった、と思っています。
全曲の楽譜を目で追いながらと、キーボードを片手に、密度の濃い時間が流れて行きました。
「この曲は、どっちが音楽的かなあ?」「どっちが聴いてもらえると思う?」
「たくさんの人が、買ってくれるかなあ・・」
「さあ、どうする!?」・・・・皆、腕組みをしながら、唸る場面が多々ありました。
でも、休憩の「美味しい時間」を挟みながら、作業は7時過ぎにめでたく、終了!
作業を終えて、私は、多くの方に聴いて頂きたい気持ちで一杯です!
新年早々、デモテープがあがり、CDリリースは“今春”の予定です。
どうぞ、ご期待下さい!
今年の活動も、昨日を持ってホントに終了となりました。
昨日の作業の為、動きがとれなかったメンバー達も今日から、帰省に旅行に
羽を伸ばしに出かけるようです。
私は、皆で白馬にスキーに出かけます。 (ちょっと雪が心配なんです)
ゆっくり温泉なんかにも入ってきたいなあ・・思っています。
1997年も、多くの方の御来場、そしてご支援、本当にありがとうございました!
来年の演奏会にも御来場のほど、心からお願い申しあげます!!
それでは、皆様もお元気で、良い休暇をお過ごし下さい。
今年一年、本当にありがとうございました!!
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