(今回の担当:SOP.倉橋史子)
今年の夏、二週間に渡り行いましたドイツ演奏旅行における
ライブと別取りの録音の中から、“ベスト中のベスト”を選ぶべく、
「声帯ヘロヘロ」の身体を奮い立たせて、
スタッフは午後1時、豊中の公民館に集合しました。
スタッフ以外は自由参加でしたが、
本番の後にもかかわらず、多くのメンバーが集まり、
私は、心強かったです。
さて、演奏曲目の中からどの曲をCDに入れたいか、という所から
話は始められました。
しかし・・入れたくても、納得のゆく演奏であるかどうか、録音の質などで、
望みどおりに行かないのが、つらいところでした。
聴いている間、身体中が「耳」化します。(なんかヘンな表現ですけど)
全身全霊を傾けて、聴き入りますので、
一曲(1テイク)聴き終わると、ホントに神経が疲れます。
これじゃあ、短時間で疲れてしまうので
(いくら何でも集中力がもたないですよね)
曲間では、お菓子やみかんが行き交います。
・・・というワケで、昨日、私は一日中、口が動いていました・・。
他にも「食べ過ぎ魔人」が続出です。
録音を聴き進むうちに、ドイツのあの風景が誰もの脳裏に
浮かびました。
圧巻は、我が団誇りの「録音倶楽部」が録音した
「教会の鐘の音」!
これもこのCDに効果的に収められる予定です。
本当に聴いて頂きたい“いい音”ですよ!
(詳しくは、合唱団日誌NO、64~65をご覧下さい)
「私達が訪れた教会は、今頃、どんな風景なんだろう・・。」
出会った人達の顔が、幾人も浮かびました。
ベルリナー・ドームで演奏したペルトの「ベルリン・ミサ」は
今回、どうしてもCDに入れたい曲の一つだったのですが、
何度も聴き直し、「OK!」が出ました。
残念だったのは、本当に何度も取り直したブラームスのモテットが、
使えなかった事です。(ところどころでピッチが不安定で、
安定しない・・無念です)
この曲に費やした多大なエネルギーは、今回無駄になってしまったという事実は
大変悔しかったです。
原因は解明できましたので、次は、絶対クリアしたいです。
あと、あちらで一番の人気だった柴田先生の「追分け節考」も
どこの演奏を入れるかで、聴き比べました。
マイクに向かって声が、近づき爆音になったかと思うと
(まるでマイクをかぶりついている様!)、
また遠ざかる男声の声の面白さに、私は耳を押さえて大笑い。
(ごめんね・・)この“面白い版”テイクは、もちろん「ボツ」になりました。
(^^)
全曲が決まるまでにかかった時間は、約5時間!
(でも、本当はもっと時間がかかると見込んで、スタッフは夜の9時まで
場所を押さえていたのでした。恐ろしい~~~。)
思っていたより、ずいぶん早くはかどり、無事にCD「ヨーロッパの響き」の選曲及び、
テイク決めは終了しました。
(そのあとは、いくつかの家で「鍋会」があったようです・・・)
来年には、曲順を決める会議が開かれ、全てが決定する事と思います。
ご自宅のスピーカーの前で、ヨーロッパの空気が体感できる、
ヨーロッパの空気が伝わってくる・・
そういうCDになりそうな予感です。
どうぞお楽しみに!
今年も沢山の方のご訪問、ありがとうございました。
日誌のコーナーは、今日が年内最後の更新となります。
WEB MASTERはじめ、WEBWENは本日から冬休暇に入ります。
(私は、スキー・ツアーに参加です。)
来年も、ビッグなプログラムが目白押しですが、
今年同様、よろしくお願い致します。
今年も本当に暖かい御支援、どうもありがとうございました!!
1999年が、皆様にとりましても、良き年となりますように!!!
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