2002/6/8
<いよいよ明日に迫りました!現代曲シリーズVol.13!!ぜひお聴き逃しなく!!>

(今回の担当:Sop. 倉橋史子)

毎年、ご好評を頂いている 現代曲シリーズVol.13がいよいよ明日に迫りました!

今回のプログラムは、いつもにも増して 盛りたくさん!面白ビックリの世界が 展開されるかもしれません。 (というのは、私自身、練習の時から 面白ビックリ!を体験しておりますので・・)

シュニトケのレクイエム。 初めてCDで聴いた時は、楽器や声の音使いに圧倒され、 そして譜面を見て圧倒され(@@) 音取りの段階でまたまた驚き(まず耳が驚き、その後、 私のノドが驚きました!) オケ合わせでは、初めて耳にした楽器、サウンドに 心の中でその面白さに何度も喜んでしまっていました。 (歌詞内容も劇音楽に用いられるレクイエムであるはずなのに不謹慎だ!と 自重しながらも、音の奇抜さは今まで体験した事のないものばかりです・・・!。 音も厳か、豪華絢爛、そて深く深く強く、強烈な祈りのメッセージの連続。 初めて聴かれる皆さんには、どの様に耳に届くでしょうか?(^^)) 本番で鳴り響く、いずみホールの大オルガン、エレキギターのサウンド (今回はリュートの佐野さんはエレキギターを演奏されます。 これも目玉の一つですよ!)に合唱団の声が対抗できるのか!(@@)(@@) シュニトケの「魂」のを創るべく、明日が本当に楽しみです。

ペルト、そしてグレツキ。 静謐な祈りの音を演奏できる事も楽しみですし、 (結構、緊張するのですよ、この二人の作品を演奏する時は。ナイショですが。( 笑) でも、音で心を鎮めてくれる何か深いものを演奏者に与えてくれる、大好きな作曲 家達です。)

シンフォニア・コレギウム・大阪の武満徹の世界。 オケの練習に一度だけ見学に行きましたが・・・ 心が涙を流す旋律というのは、こういうのを言うのかなあ・・と 胸が詰まってしまいました。 言葉で言い表すのは難しいですが、武満さんの心の暖かさや痛みが 通っていて、この映画「黒い雨」の持つやり場のないやりきれなさが せつなく、甘美なメロディーになって胸に滲みてきて。 こういう曲は実は私はヨワイです。 何だか、個人的思い込みの感想文の様でいけませんね。(反省) いずみホールではどの様に響くのか(私はそででしか聴けないと思いますが・・残 念) たくさんの方にぜひ聴いて頂きたいな〜〜〜!と強く思います。

最後のお聴き頂く・・というか体験して頂く「阿知女作法」(あちめのわざ)。 これはもうどう説明して良いやら・・。 魂の浮遊。魂の音の「塊」としての音空間。 練習の途中で何回も「なんかコワイヨ〜・・」と思ったり、 練習テープを聞くたび「やっぱりコワイヨ〜」と思ったり。(笑) 読んでみた古神道の本なんか本当に恐かったですし。(笑)

でも昔から在った、古代大昔の人々の祈りの言葉が 私達の口から声となって出て、現代に再現出来る事、そしてそれが新しい作品とし て 今在る事というのは、演奏者にとって、観客にとって 素晴らしい事じゃないかな!と頭の中のほぼ全体を占められている(?) この曲のスコアを思い浮かべながら、思っています。 (説明を聞いた私の母は「そんな珍しいもんは、なかなか聞かれへんから行かな ねえ〜」と 言ってチケットを買ってくれました(^^)) 衣装も、スタッフのアイデアと皆の協力で「あっ!」と驚く(かな?)の様相で 登場します。

明日の開演4時(開場3時半)。いずみホールにての「現代曲シリーズVOL.13」 二度と聴けない音空間を体験しに、ぜひおいで下さい!

合唱団、アンサンブル、スタッフ一同、心よりお待ちしております!!!


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