2004/2/23
<初めてのマンスリー・コンサート!
〜室内合唱団員になりました〜>

(今回の担当:Sop. 安藤朋子)

今年の2月18日、私は初めてマンスリー・コンサートに出演しました。
その10日前、2月8日に、私はオーディションで初めて室内合唱団員に選ばれました。

入団して3年半ほど、今回は4回目のオーディションです。
正直に言うと、私にとってオーディションは、自分を磨く機会であり、自分を知ってもらい他の人を知る場で、選ばれる事を目指すという気持ちは強くありませんでした。
自分の番が終わった後、不足はまだ多いけれど、まずまず今の自分が出せたか、と思いました。そして他の人が歌う色々な曲を、これも良いな、こんな曲も面白いなと聴き入ります。オーディションの自由曲を選ぶのは、楽しくもあり悩みでもあるので、早くも来年のオーディションに思いを馳せていました。

結果の発表の時も気楽に構えていましたが、思いがけず名前を呼ばれたのです。
その後みんなから「おめでとう」と言ってもらっても、嬉しいと思うよりその責任の重さ、自分にできるのかという不安で、素直にありがとうと答えられませんでした。

その日の帰り、「じゃ、今度の火曜に」と他のメンバーに声をかけてもらった時に(火曜日は室内合唱団の練習日)ようやく、プレッシャーに縛られていた気持ちが少しほどけました。ああ、これからこの仲間達と、新しい関係、新しい音楽が築けるのかもしれない、と思えました。
まだ戸惑いはあるけれど、選んでくれた人を信じて、そして応えなければ。

それから、練習です。今までとは格段に短い練習期間。
これまでは、初めて楽譜をもらった時、少々大変な曲でも、難しい事に取り組むのが楽しいと思う余裕がありました。(本番が近付くにつれて余裕はなくなっていくのですけれど。)
今度は、最初から精度の高さを要求される練習です。練習のための練習をして欲しい、なんて冗談でなく思います。でも、そこは自分でやるのが室内合唱団員です。そしてまた1パート4、5人という人数で緊張します。声が小さいのが私の大きな課題なので、もっと出しなさいと何回も注意され、ますます緊張です。

マンスリー・コンサート当日、本番直前も、緊張しているでしょうとちかさんに声をかけられました。本当にそうだったと思います。でも、お客様の前に出て、当間先生に今年の核となるメンバーであると紹介された時は、誇らしく胸を張る気持ちと、それに相応しくならなければという気構えになりました。

本番では、思ったよりは緊張で固くはなりませんでした。間違えるのが怖さに、楽譜にかぶりつくのではないかと懸念しましたが、指揮も見られたと思います。もっとも、指揮を見ないで自分勝手に歌ってしまう方が、歌詞を間違えるよりも怖いです。
本音を言うと、あれができなかったここを失敗した、という気持ちでいっぱいです。でもそれはお客様にお聞かせすべき話ではないので、ヒミツです。

初めてのマンスリー・コンサートを終えて、ここが私のスタート地点。
お客様の為にも、一緒に歌う仲間の為にも、一所懸命頑張ります。
…頑張るのは当たり前だよ、頑張るだけじゃダメだよ、という天の声(先生の声?)がどこからか聞こえてくるのですが…
これからの1年間で、私はどれだけ変われるでしょうか、どうか暖かく見守って下さいませ。


Back

Next