2009/8/28
宮崎ライブご報告2〜日向岬グリーンパークでの野外演奏

(今回の担当:プランニングマネージャー 小野容子)


さて、「ひまわり寮」での訪問演奏を終えた後、チャーターしたバスに乗り込み、日向でのメインイベント、野外音楽堂へと向います。

会場の野外音楽堂は日向灘を一望できる<日向岬グリーンパーク>に設置された施設、舞台の周りは広い広い芝生に覆われています。(普段はそこでゲートボールなどが行なわれるそうです。)

本当に日差しの強い日でした。

汗だくになりながら、メンバーは演奏し、当間先生、明子さん、私は広い広い芝生のどこまで声が届くか、歩きながら確かめます。
(ほぼ舞台から芝生の端っこの方まで届いていました。距離にしてどれくらいになるでしょうか・・・メジャーを持っていけば良かったです)
日向灘の反対方向は山に囲まれていて、この山にみんなの声が反響して、時折やまびこのように聴こえてきます。
何の音響設備もない、本当に自然な環境の中の天然の響きでした!

そうしているうちに、本番となり・・・とは言え、受付も入り口もない野外ステージ、三々五々集って来られた御客様を見ながら、あたふたと準備をして、ライブが始りました。(御客様が来られるまで、差し入れのすいかを思いっきり、堪能していた私たち、乾いた喉にすいかの水分は格別でした!いつもにない、のんびりとしたリハーサルです。)

この野外音楽堂には、ライトやマイクなど設備はなく、全て持ち込みとなります。大阪から機材など持って来れる訳もなく、どうしようかと思っていたのですが、前日訪問した<大王谷スカイホーム心愛>さんに、持ち運びできるマイクとアンプがあるではないですか!思わず、お願いしたところ、快くお貸し下さり、しかもこの日の演奏会にもお越し下さったのでした。新たな出会いで繋がっていくのをひしひしと感じた瞬間です。

さて、ライブの方に話を戻しましょう(^^;)

17時過ぎにスタートしたライブはまだまだ西日も強くて、御客様も最初は影がある舞台の近くに固まっていましたが、時間が経過して日差しが柔らかくなるにつれ、どんどん舞台から離れたところへと移動して、その響きを楽しまれていました。
当初は1時間ほどの予定だったのですが、次から次へとリクエストが入ります。しかも、武満作品や千原作品と言ったなかなか演奏者泣かせの曲目が目白押しとなりました。休憩無しでぶっ通しの2時間ちょっとのライブ、盛り上がりました!

演奏で盛り上がるのはもちろんですが、御客様と当間先生のやりとりも盛りあがります。
当間先生がトークの途中、「喉が渇いてビールが欲しい頃ですね」とお話されると御客様から缶ビールが差し出されるではないですか!

これぞ、ライブの醍醐味!

というか、なんで缶ビール持って来られていたのでしょうね(^^;)

普段の演奏会では絶対にあり得ない光景、御客様とのふれあいは心に残ります。

・・・予定を大幅に遅れて、ライブは終了。
慌ててバスに乗り込みますが、バスの運転手さんはにこやかに出迎えてくれました。
温かい空気に包まれて宮崎の旅はまだまだ続きます。


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