No.672 '10/04/15

「名古屋ビクトリア合唱団」第6回定演を終えました


2010年4月3日、名古屋市中川文化小劇場で「名古屋ビクトリア合唱団」第6回定期演奏を行いました。
これまでは中区栄の「しらかわホール」を拠点にしていたのですが今年はここ文化小劇場となりました。(来年は「しらかわ」に戻りたいと思っています)。
今回使わせて頂いてその響きの良さにまず驚きです。まぁ、上を見ればきりがありませんが、客席での万遍なく響くホールは希です。
実は指揮者の場所が一番良くなかったかもしれません。(笑)
一人孤独で振っておりました。(笑)
当日は無理矢理に少し前に出て、響きの中にいることも出来たのですが、リハではバラバラの印象で耳が疲れました。
それにしても名古屋が羨ましいと思っています。
ホールに恵まれているとの印象です。リハでも使わせて頂いて、また通常の練習などでもほどほど響きの良いホールを使用することができます。
県民や市民に根付いた活動をするための土台がここには有るような気がします。
これからの活動もこれらの会場を視野に入れてやっていきたいなと、再認識しました。

第6回定期演奏会は重量級のプログラムとなりました。
ビクトリアのモテト。4曲。
ジョスカン・デ・プレ「オケゲムの死を悼む挽歌「森のニンフ」
モンテヴェルディの二つのモテト。 そしてバーバーのアニュス・デイ。(!!!)
後半は休憩を挟んで
上田真樹「鎮魂の賦」
最後は鈴木憲夫「地蔵礼賛」です。

このきついプログラム(バーバーのアニュス・デイ、そして最後には「地蔵礼賛」です)を合唱団は見事に歌い終えたと思います。
声に対する負担度は相当なものです。
第6回にして合唱団の足腰ができてきたように思います。力強くなりました。

当日客席から「大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団」のコーアマスター倉橋史子が撮ってくれた写真が下のものです。(女声の黒の衣装が青く写っていますが黒の衣装です。こんなこともあるのですね。でもこの色もバーチャルですが美しいですね(笑))
写真映りはバラバラの感がありますが(笑)、歌は結構まとまりのある、頼もしさもひとしおなものになっています。(笑)

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作曲家の上田真樹さんがご来場くださいました。
私は上田さんの作品を取り上げるのは初めてなのですが、なかなか清々しい作品との遭遇で嬉しく思っています。
ステージにお招きしてご紹介をさせていただきましたが、その際に少しお喋りをお願いしました。とっさのお願いでした。
作品への思いを語って頂いたこと、聴衆の方々も喜んで頂けたのではないかと思います。


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アンコールはいつものように男声、女声の「今」の響きを聴いて頂いています。
先ずは「男声」から高田三郎「水のいのち」から「雨」。

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そして女声は鈴木憲夫「抒情小曲集」から「姉ねお鶴」

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男声も安定してきました。ここで書くのは少し気が引けるのですが・・・・正直な私ですから(笑)書いておきます。
テナーのこの6年間の積み重ねはこのステージにも表れました。センスの良さが増してきたと思いますね。
あとはベースです。(笑)(これ以上は書かないでおきましょうか。(笑))
ベースの逸材は自慢です。(これ本当です)これを活かしていければ凄いものになりますね。(断言です)
《不揃い》なんですね、これが・・・・・・結局書いてしまいました。(笑)(これからも頑張りましょうね、とメンバーたちにエールです)
女声の安定は不動なものになりましたね。(カウンターテノールも含んでおきますね。(笑))
これからの音楽作りが楽しみです。夢が広がっています。様々な作曲家の作品をご紹介していけると思います。



上田真樹さんと楽屋でのツーショットです。(ありがとうございました。後ろの扉が気になりますが(笑))

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お目にかかれて良かったと思います。
今年の秋には「大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団」で同曲「鎮魂の賦」の演奏が予定されています。
昨年に選曲しておりました。
「名古屋ビクトリア合唱団」の感想も頂きました。とても嬉しいものでした。(皆には打ち上げの席上で伝えました)

打ち上げは盛り上がりました。
そして二次会へ。
お気に入りの栄の日向「ばんから」へ。貸し切り状態での賑やかさとなりました。
「名古屋ビクトリア合唱団」は今月末から5月にかけてのイタリア演奏旅行に参加します。
頼もしさが増してきた合唱団です。名古屋での地域に根ざした活動になればと願っています。
演奏録音もCDで聴いて頂けるようになったと思っています。
責任有る活動、これからも良い演奏を提供できるよう努力したいと強く思いました。



No.672 '10/04/15「「名古屋ビクトリア合唱団」第6回定演を終えました」終わり