年末のスキーツァーが中止になりました。とても残念です。この旅行を通じて様々な事を話したり、遊んだり、人それぞれに何かを感じ取る機会になればいいと思って立てた計画だったのですが、「雪不足」の為とはいえ本当に残念でした。
私は29日の夜大阪を発ち、30日から 4日まで、今度のスキーツァーの行き先であった〈白馬乗鞍〉の近く、〈サンアルピナ佐野坂〉と〈岩岳〉、そして〈五竜とおみ〉に行ってきました。29日に降った大雪は私たち(当間、Iさん、kさん、Tさん、Yさん、Nさん、T.Kさん、Sさん、計 8名)の一週間の滞在中を十分に楽しませてくれまた。
2年前から始めたスキーは、私にとってはこれからも続けたいと思う大好きなスポーツになっています。その魅力は次のようにまとめられるかもしれません。
スキー場は余り好きではありません。
特にリゾート化されたスキー場はです。便利で華やかで、いたれりつくせりの施設ではありますが、私には合いません。
私の行った佐野坂はその点気に入りました。残念なことにそこの人達はそのことを誇りとしていないふしが感じられましたが、宿の対応、ゲレンデの仕事ぶりには素朴さと暖かさと大人としての落ち着きがありました。
反対にリゾート化されたスキー場ではバイトの若い人達の対応に困惑します。
そのマニュアルにそった応対には人間にも仕事にも冷たさを感じますし、なによりも表情に余裕がありません。
そして集まって来る大勢のスキーヤーの若い人達にはマナーの悪さが目立ちます。
中にはそういったスキー場でも気持ちの良いカップルや、スキーヤーに出会いもしましたが、やはりそうでない人達の方が圧倒的でした。
人が多く集まるということは、考えさせられる問題も多くなるということでしょう。
スキーをしていて、こんなことを言うのも変かもしれませんが、スキー場を造った為に自然がずいぶん破壊されているのが今回よくわかりました。
山頂からの眺めは山肌が削られた痛々しい山があちこちに見られます。
その景観は決して美しいものではありません。
スキー場のない山並みと比べてみればそれは一目瞭然です。
その自然破壊の上にたって自分が楽しんでいるのはやはり気がひけます。
これ以上自然破壊、環境汚染につながらないようスキー場を選ぶことが今の私に出来るささやかなリゾート化に対する抵抗です。
いずれは国外のスキーも楽しみたいと思っていますが、私の目標は山スキーです。
整備されていない自然の冬山を滑ることが願いです。そのテクニックと気力と体力に挑戦することです。目標は遠いですが、そう思いながらスキーをしています。
一日に少ない時で6時間、多い時には8時間から9時間滑りました。
そして、毎日夜には2時間ぐらい宴会(といってもおいしいお酒と少しばかりの肴で疲れを取る程度)をして寝る毎日でした。
今年の演奏会は私たちにとって始めての分野に挑戦する年でもあります。
曲の解説を逐一配っていこうと考えています。
私が演奏したい曲、長年目標と思っていた曲ばかりなのですから、それぞれの曲に対する私の思いや、気持ちを綴ってみたいと考えています。
新しい年が始まりました。
毎年繰り返しのようではありますが、去年と同じ今年であっては決してなりません。
私たちの活動は私たちが必要以外のことで神経をすり減らさなくてもよくなるようにと願っての地道な演奏活動です。
私たち自身と、そして、これからの関西の音楽界を考えての活動です。
私たちの努力が、続いてくる人達と文化活動に役立つことを信じて前進したいと思います。
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