No.190 '98/11/9

<石垣>が面白い


ダイビングを終え、まだ行ったことがない石垣市街へと繰り出しました。
ちょうどこの11月7日、8日が「石垣島まつり」と聞いたからです。
併せて、「国際民族芸能祭─いしがき’98」と「八重山の産業まつり」も同時に開催されているそうです。
これは行かねばなりません。

いって驚きました。というよりは、市民の底力、エネルギーに感心したんです。
そういえば、昔に覚えのある感覚です。私の生まれた頃にはこれに似たことが行われていたことを思い出しました。
会場は市の中心、「新栄公園広場」。
特設ステージには民族踊りが繰り広げられています。
見物人は芝生に座り込んでいます。そしてそれが満員なんです。踊りが佳境にはいると拍手や声援が飛んでいます。盛り上がっているんですね。
我々はステージに近づくこともできず、しばらくは傍観状態です。

そのうちに<食い気>に走りました。
この会場をぐるりと屋台が囲んでいます。夜ご飯を済ませてきたのにお腹が騒いでいます。結局、焼き芋(残念ながら紅いもではありませんでした)とアイスクリームとやはりビールです。
地ビールの美味しいのを見つけました。
「Dachsbrau」綴りにウムラウトが入らないのが残念ですが、ダックスブロイと読みます。ここの「ヴァイツェン・ビール」が美味かったです。また一つ石垣での楽しみが増えました。
屋台を見ながら一周です。いろいろな屋台なのですがそのテントには「・・・・野球部」とか「・・・・会」などの名が書かれています。警察のテントも出ていました。取り締まりのためではありませんよ、宣伝というか市民サービスなんです。
市ぐるみの集いとなっています。(なんとなく羨ましいという熱い気持ちになってしまいました)
子供たちも一生懸命遊んでいるといった風です。
「子供らしい子供」なんですよ。
懐かしい風景が続きます。もうとても嬉しくなりました。

川平に帰る途中、マンタのモニュメントがある公園に連れて行っていただきました。
気分が良かったんでしょうね。ちょっと遊んでしまいました。

帰って<ログ付け>です。ログ付けとはその日に潜った記録付けなんです。みんなと一緒になって記録を付けていきます。この日は12時を回ってしまいました。でも気分は爽快、充実していました。

明日は帰る日。
もう一度飛び立つ前に立ち寄る計画を立て、ダイビングの最終日は<川平の宿>で心地よい眠りとなって終わりました。

No.190 '98/11/9「<石垣>が面白い」終わり