10月10日 楽譜がない!?


ベートーヴェンシリーズの演奏会が近づいている。今日もオケ合わせ練習。連日だ。そんな中の小話。

オケ合わせ会場に出かける京阪電車の中、いつものように楽譜を開けて見ていた。
「奉献歌」の方をツツーッと見て、次は「悲歌」の方を見ようと思って、ごく普通にページをめくった(私は2つの楽譜をバインダーで閉じている)。

あれ?なんか見慣れない感じ??え?歌うところ‥‥がないやん!なんで?

うお〜!楽譜が千切れとる!!がーん。

そう、短い「悲歌」、たった5ページの楽譜の真ん中のページが千切れて無かったのだ。

しかしその千切れ方が見事というか。
真ん中が千切れたのだから、1ページ目は残ってる。しかしこの曲の歌い出しは2ページ目あたまから。見事に歌う部分だけが無くなっている。
思わず楽譜にツッコミを入れそうになるくらいキレイに歌えない。まさに「悲歌」。

閑話。
この場合のツッコミは、「なんでやねん!」か「おい!楽譜!!」だろうか?さまぁ〜ずの三村なら「歌うなってことかよ!」ってとこだろうが。
無機物へのツッコミは、何にせよ、無駄。

閑話休題。
楽譜が無いことのショックと千切れ方の可笑しさに、その時の私は非常に微妙な表情をしたであろう。
左脳はどうしようかとぐるぐる考え、右脳はそのマヌケさを笑っている。一人マジボケツッコミ。

その妙な空気を察したのであろうか、隣に座っていたおじいちゃんがミカンを食べながら、不思議そうにこっちを見ていたのであった。

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