6月10日 W杯出場か…


サッカー日本代表がワールドカップドイツ大会への出場を決めた。
いちサッカーファンとしては喜ぶべきなのだろうが、イマイチ気持ちが盛り上がらない。テレビでワールドカップ出場決定の日のドキュメントなんかやっているのを見ると、各地でえらく盛り上がってるし、出場決定に涙を流すサポーターなんかも映っている。そんなのを見ていると、すっかり自分の心が日本代表からは離れてしまったなぁ、と感じる。

理由はいくつかある。
まず京都サンガの選手が代表に選ばれていない。これが大半かな。黒部、松井、手島が選ばれていた頃は楽しく代表を見ていた。とは言え、今は選ばれてほしくないし、また選ばれもしないだろう。リーグ戦が大事。代表に取られてはたまらん。劣化させられたり、ヶがさせられたりするのもカンベン。またジーコはJ2からは選ばない。それでいい。それに今の黒部を見ていると、代表は人間を変えてしまう、と思う。今の黒部は本当に情けない。代表という魔力に取り付かれ、かっての魂を失ってしまった。早く目をさませ、黒部。

話がそれた。W杯出場に盛り上がれない理由。最終予選が盛り上がらなかった、ってのもある。フランスW杯への最終予選はドラマチックだった。引き分け多く、監督更迭。プレーオフまでもつれ込み、最後はゴールデンゴール。オモロかった。
今回はあの頃よりアジア枠も増え、緊張感が少なかった。マスコミは色々と煽ったけれど、普通に考えて日本が出場できないわけがない。ゆるゆるの中で出場が決まった感じがした。南米予選やヨーロッパ予選なんかのガツガツした感じからすると、非常に違和感がある。

マスコミの扱い方も気に食わん。点を取った選手や欧州組の話題ばかり取り上げる。どっか一つくらい田中誠の特集でもしてみろってんだ。

しかしまぁなんつっても、代表のサッカーを見ていて、面白く感じないんだよなぁ…。スピードやテクニックがあるか、と言われるとさほどでも無い。組織がキッチリしているかと言えば、よく綻びを見せる。気持ちの入ったサッカーかと言われると…負けない気はあるが、点を取りにいく気持ちはあまり感じられない。
見ていて面白い、と思う要素がないんだよなぁ…勝ちゃあいい、と言われればそれまでだけど…出来れば、いいもんが見たいんだよなぁ。
ワールドカップに出場するような国は、どこも自分の国のサッカーを持っている。日本にはそう言うのが無い気がする。良く言えばバランスがいいのかも知れないが。

欧州や南米のW杯予選を見ていると、なんだか申し訳なくなってくる。日本なんかが出場していいのか?と。欧州ではデンマークやベルギー、下手するとフランスまでもが出られない。どう考えてもこれらのチームより日本の方が弱い。なんでアジア枠は4.5もあるんだろう…。

来年の今頃はまた盛り上がっていることだろう。6月9日がドイツワールドカップ開幕。
その頃にはサンガはJ1に上がり、誰か代表に選出されるだろうか?松井や黒部はどうなるだろう?
日本代表は今より強くなってるだろうか?オモロいサッカーを見せてくれるだろうか?
不安と期待の一年。どうなることやら。

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