東京公演~西村 朗「レモン哀歌」


来月の東京公演まで、あと半月ほどになりました。
今回の演奏会では、昨年9月の京都公演(邦人合唱曲シリーズ)にて好評を博しました西村 朗「レモン哀歌」を演奏いたします。

彫刻家・詩人として有名な高村光太郎。この曲は、彼の詩集「智恵子抄」から3つの詩をテキストとして作られました。
「智恵子抄」には、光太郎と愛妻・智恵子の出会いから結婚、彼女が心を病んで亡くなった後まで、30年間にわたって書かれた詩や短歌などが収められています。
1曲目「千鳥と遊ぶ智恵子」と2曲目「山麓の二人」は、智恵子が心の病になった後に書かれた詩だといわれ、3曲目の「レモン哀歌」は、智恵子が亡くなった後、最初に書かれた詩だと言われています。

光太郎の孤独や悲哀・絶望、智恵子との清らかで美しい思い出。
合唱と超絶技巧のピアノとのアンサンブルで作り出す、西村氏の熱く、時には激しさをも秘めた音楽の世界をお楽しみいただきたいと思います。

6/3(日)は、東京公演にぜひお越しください!
お待ちしております。

演奏会の詳細はこちら
チケットのお申込はこちら

メールマガジン□■コレ・マガ■□ 第538号(5/18発行)記事より抜粋

【2012/05/26】