バッハとチャイコフスキー SCOによる弦楽合奏にもご期待ください


6月3日(日)の東京定期公演では、これまでに紹介してきました合唱作品だけではなく、シンフォニア・コレギウム OSAKAによる弦楽合奏の演奏もお聴きいただけます。
曲目は、バッハの「フーガの技法」とチャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」です。

大バッハによる未完の大曲である「フーガの技法」。
カンタータ・受難曲やオルガン曲など他の作品の中でも数多くのフーガが作曲され残されていますが、一つの主題をこれほどまでに様々に展開していくものは他にありません。
バッハによるフーガの技法の極致をまさに示すものといわれています。
この「フーガの技法」は鍵盤楽器(主にチェンバロ)で演奏する作品とされていますが、今回は弦楽合奏により演奏いたします。
弦楽合奏による響きは、それぞれの主題を際だたせるだけでなくバッハの作品が持つ「熱さ」を伝えてきます。
ぜひともお聴きください。

そしてチャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」は、ロマンの香りに満ちた音楽といえます。
有名な序奏部をもつ第一楽章やワルツによる第二楽章、「哀歌」と題された第三楽章、そしてロシア民謡を基盤とした主題による第四楽章。
どの楽章にも思わず聞き惚れてしまうほどの叙情性に満ちた旋律があり、その優美さが全曲を通して満ちあふれています。
好評を博した昨年10月の<古典の香り、ロマンの香り>以来の再演です。

名曲といわれるこの2曲をシンフォニア・コレギウム OSAKAのアンサンブルと響きでお届けいたします。

みなさまのご来聴、心よりお待ちしております。

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メールマガジン□■コレ・マガ■□ 第539号(5/25発行)記事より抜粋

【2012/05/26】