No.631 '06/06/07
6月2日(土)6月3日(日)、広島での「合唱課題曲講習会」に出かけました。 初日2日(土)は昼からの始まりました。
上手でした。以前来たときはやはり発声に課題を見つけたのですが、今回はほんといい響きがしていました。(これは他の地に訪れても同じ感想を持ちますから、最近はどこでも良い発声になってきているのでしょう)
彼らたちは少しはにかみながらも(と私には映ったのですが)爽やかな印象で歌ってくれました。
夕食は講習会に来られていた校長先生の紹介で美味しい串焼きを。
二日目、3日(日)朝、「指導者講習会(小学校の部)」です。
午後からは「指導者講習会(中学校の部)」です。
最後に私が棒を振る。真剣でしたよ。
さきほど書きましたが、みんな駆け寄ってきての「喉頭触り」です。(笑)
どんどん集まってきそうな雰囲気に危険を感じ(笑)(危険などではなく、電車に急いで乗らなければいけなかったので少し急ぎました)もっと説明と実演をしてあげたかったのですが後ろ髪を引かれながら会場を急いで離れました。
一度来たかったのですね。
翌朝の満潮と比べていただければその違いがお解りかと思うのですが、これらの風情もまた私を満足させてくれました。
No.631 '06/06/07「広島での講習会&宮島」終わり
以前にもNHK広島からの依頼で講師として行ったことがあってその時の印象が良く、またコンクールの審査員で行った時も当時のプロデューサーの方の印象も良く(笑)、今回も快諾して行くことにしました。
「高等学校声楽クリニック」です。
嬉しいことに「男声合唱」があるとのこと。彼らたちは吹奏楽部の団員ですって。
彼らのことが気になりながら先ずは女声合唱から。(笑)
今回の「課題曲」はリズムですね。
どう自分たちのスタイルとして演奏できるか。それはどれだけ自由に歌えるか。ということになります。
良くハモリ、いい響きで、声の立ち上がりも良いのですが、みんな「お利口さん」でちょっと「遊びが少なかったかなぁ」と思いました。
どんどんリズムなど崩せばいいのに、と過激に突っ込んでおきました。(笑)
気になる「男性」たちはステージの前に列んでもらって女性の演奏を真ん前から鑑賞です。
まだ途中までしか練習できていなくて「音取りができていない」と言いながら、でも最後まで歌ってくれたのでした。
テナーの高声系は発声も良かったですよ。
バス系はやはり(笑)、「力強い」胸声の声でした(笑)。
でも、私のアドヴァイスにも良く耳を傾けてくれました。
彼らとはもう少し一緒に居る時間があれば、もっと歌えるようにしてあげられたし、私も広島の良き友人がまたできたかもしれません。ちょっと時間が短かったのが残念だったかな。
また行きたいお店でした。
小さいお店でしたし、また行ってから紹介しますね。ここでは教えません。(笑)
翌朝、平和公園へ。
ただただ・・・・・・たたずむだけです。
これもなかなかの演奏です。
発声も、ハーモニーも良く、ちょっと嬉しい誤算でした。
聞き終わってから「上手だったよ」というのですが、あまり自分たちの巧さに気づいていない風に見えるちょっと大人のお嬢さんたちでした。(笑)
始めは少し堅めな表情でしたが、終わりのほうでは結構乗ってきて私の棒にも笑顔で応えてくれるようにもなり、良い気分で午前を終わりました。
これも巧かったですね。素材としては立派でほんと注意するところがありません。
後はどう聴かせるか、どう表現するか?の領域です。
でもこれが一番難しいのですね。このことが「音楽すること」の意味です。
発声のことをここで話しました。喉頭と響きの関係を実演したのですね。
生徒の喉頭を触りながら、響きを変える実演です。これは何処へ行っても興味を持ってもらえるようですね。
ここでも凄く関心があったようで、この後の写真にもあるように帰ろうとする私を捕まえての質問攻め、喉頭をどうするのか教えて欲しいと沢山集まってきました。
音楽の「うねり」を解ってもらえたら良いのですが。
発声は結局の所、喉頭をどうコントロールするかです。
ちょっとでも喉頭の動きに関心を持ってもらえたら嬉しいですね。
で、行き着いたところが日本三景世界文化遺産「宮島・厳島神社」です。
また沢山の方から「良いところだから行ってきて」と勧められていたところ。
運良く(というか、干潮に合わせるために急いできたのですね)鳥居の下まで歩いて行くことができました。
ここには野生のサルも鹿もいるのですね。
サルにはあいませんでしたが、鹿は多かった。
ここの鹿、痩せています。
きっと「餌を与えないでください」というのが徹底されているのでしょう。
鹿たちのなんとスリムなこと。
しかし、食欲も凄くあるらしく、観光客にむかって餌をせがむために近づいてきます。
私はシャツを食べられました。(笑)
連れは、なんとパンフレットを奪われてしまいました。
鹿は、紙を食べるのです!(笑)
下のような張り紙もうなづけます。
これからこれらの収集を始めようかと真剣に考える私でした。(笑)
広島。良かったです。