『自転車で「けいはんな」まで(その2)』

2001/Aug/25
うえだうえお

前回の「上牧」と違い、 今回は随分以前からやる気だったので、少しは計画をたてていました。 どれくらい計画性があったかというと、

  • 研究所バスの待ち時間に駅前ローソンで地図を立ち読みし、経路を検討する。
  • 仕事で研究所から大阪市内に出るときに、自動車に乗せてもらって経路の下見をする。
  • ちゃり次郎の足回りを整備しておく。
などなど。う〜ん、すばらしい。(^^)

実は、我が家から研究所への最短距離は国道163号線をまっすぐに行く事なんです。 自動車だったら1時間くらいで着いてしまいます。通勤には電車を使って、

環状線京橋→鶴橋→近鉄西大寺→近鉄高の原→研究所バス

と大回りして行ってますので、時間もかかるしとても遠く感じます。しかし実は、 国道163号線を使えばほぼ一直線でいけちゃうんですよね。

と言うわけで普段だったら何も考えずに国道163号線を走り始める訳ですが。 しかし、出来れば163号線を走るのは避けたい、という思いがあって、 (ローソンの(^^;))地図で色々と検討していたわけです。

「今回は計画性が…」とかなんとか書いてますが、 正直に言いますと国道163号線を走るのを躊躇してたので、 他の経路を検討していたわけです。国道を走る事を躊躇する理由は、

  • 自動車の排気ガスが辛い
  • 騒音がうるさい
  • 歩道の段差が激しい
などなど、色々あります。が、前回の「上牧」での教訓として、 裏道を縫って走るよりは国道をまっすぐ走った方が早いし間違いが無い、 と言うことが分かりました。それでもなおかつ抜け道を探していたのは、

清滝峠越えダンプカーの恐怖

の為でした。(^^;) 自動車であれば、大阪から奈良まで、清滝トンネルを抜けて一直線に行くことが可能です。 しかし、自動車に乗せて頂いて数回往復した時に見たところ、 どう見ても自転車が通行可能には思えません。となると旧道の峠越えをするしかないわけですが、 自転車で峠越えなんぞ、 出来ればやりたくありません。

そして清滝峠を越えてからも問題です。奈良側に入ると、歩道がほとんど整備されていないのです。 しかも国道163号線には、トラックやダンプカーがバンバン走っています。 歩道のない2車線国道で、ダンプカーに追い越された時の風圧を考えると、 恐ろしくてとても走れません。

とまぁ色々考えたのですが、北に抜けるには私市(きさいち)方面へ、 南へ抜けるには何と藤井寺・柏原方面まで回り込まないと行けません。 これだったら

峠越えの方が楽(早い)かも…(*^^*)

などと根拠もなく(地図も見ないで)考えて、 ふらふらっと走り出したのが今回の自転車行の始まりでした。もちろん、 このいい加減さを後で後悔することになるわけですが…。(^^;)

※ 例によって前置きがながくてすみません。次回はいよいよ出発します。


動画はH.KUMAさんに頂きました。
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