旅行記その8

『まずはお食事・・・カレル橋のほとりで』

カレル橋西詰めのホテルのカフェで。

うえおが食べているのは一体?。

無事にしいたけ・かーみん夫妻の友人へのお礼・挨拶を済ませたうえおとパンダロンです。時刻は夜の7時すぎ。ドイツよりやや南(ウィーンと同じ程度)の緯度にあたるプラハでは、ドイツ(ドレスデン)より、やや日没が早い様で、そろそろ夕方の雰囲気です。(と言っても、日本の5時〜6時頃の雰囲気ですが。)

さあ、食事です。国内外を問わず、旅行に行って一番の楽しみは、食事と酒です。その土地の料理と酒を味わわずして、旅行に出かけた等とは決して申せません。カレル橋西岸を少しぶらぶらして、手頃な店を探しました。が、どうもこの近辺は観光地で、どこに行っても高い様です。まぁ、それは仕方がありませんので、どうせなら、と、一番雰囲気の良い(怪しげでない)ホテルのカフェで食事を取る事にしました。後で気がついたのですが、このホテルは、かの有名な『4羽の駝鳥のレストラン』のお隣だったようです。

とにかく、メニューをもらわなければなりません。こんな時に、とりあえず何事かを口走るのはパンダロンです。

"Essen Karte, bitte?"

どうやら通じた様です。ウェイターさんは、メニューを取りに行ってくれました。もちろん、僕が、
『それも言うなら、"Speisen Karte, bitte?"やろ!』

と、すかさず突っ込みを入れた事は申し上げるまでもありません。ウェイターさんにも聞こえた様で、笑っておられました。(^^)

ウェイターさんは、当然のごとくメニューを開いて持ってきてくれました。ドイツ語でお願いしたので、どうやら、ドイツ語のメニューを持ってきてくれた様です。良く判らなかったので、あっちを開いたりこっちを開いたりしていましたら、別のページには英語のメニューがありました。下手にドイツ語で頼んだので、ドイツ語のページを開いて持ってきてくれたのですね。結局、英語のページを見て注文しましたら、またもやウェイターさんに受けてしまった様です。

しかし、英語のメニューを見ても、判るのは素材や料理の方法だけです。海外でレストランに入られた事のある方、あるいは国内でも『高級なレストラン』に入られた事のある方は判ると思うのですが、向こうのメニューには、『ポークの煮込み・・・』とか、『海老のフライの・・・』とか書いてあるのです。まぁ、分かり安くて良いのですが、どれがプラハ名物なのかはさっぱりわかりません。料理の内容を細かく尋ねるにも、英語がほとんど通じない事は地下鉄で証明済みですから、ここはとりあえず、

『ポークシチューらしき物』
『サラダらしき物』
『スープらしき物』

を頼む事にしました。この時はまだ、この『ポークシチューらしき物』(うえおの目の前にあるやつです。)が、プラハ名物だとはきづかなかったのですが。(この事は、後で面白いエピソードがあります。お楽しみに。)

味はまぁまぁです。(美味しかった、という意味ですよ。)問題は値段です。メインのシチューが500Kc程。サラダ、スープ、ビール(数杯)で1000Kcを大きく越えました。ざっと5千円です。ちょっと高かったのですが、まぁ、市街地のホテルだからしょうがないか、と、この時はとりあえずあきらめました。(カフェに入る前にあきらめたんですよ。決して、入ってから高くて驚いた訳ではありません。念のため。)この、プラハ市街地での物価についても、色々と面白かったので、これはまた後ほどご報告します。今回はこれで。

旅行記その7へ
旅行記その9へ
うえおのトップページへ