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『合唱講座』

Nr.65('19/12/19)

「質問にお答えします」

質問です。【原文のママ】
『わたしは現在高校生で音楽大学の声楽科への受験を考えている者です。
歌が大好きなのはもちろん、さまざまな側面から発声について考えているものを読むのも好きです。
記事にも記されているリード作のBel cantoやフースラー作のsingenも読みました。
今回は発声についてと、あるソプラニスタの方の発声についての質問させてください。……』

《当間です。所見を述べますね。》
最近、女性はファルセットに近い「ヴォーチェ・ディ・フィンテ」で話される方が再び多くなりました。
それまでは男性のように胸声(地声と呼ばれている)に依った発声が目立っていたように思います。強く、低く、筋肉の収縮力の強い声です。この流れは社会の変化で起こったものと思われます。
一時話題になりましたが、女性アナウンサーの声がどんどん低くなって、男性の音域に迫る勢いでした。
それが最近ではまた元に戻ったといいますか、いわゆる高い音域の〈女性の声〉に上がって来ているのでは、との私の認識です。

発声においてしっかり認識して頂きたいのですが、要は声帯筋(甲状披裂筋)やそれを取り巻く筋肉の収縮力が(とても)強いのか、あるいは「ヴォーチェ・ディ・フィンテ」で大事な要素である、筋肉の弛緩、伸張性が(しっかり)働いているか、なのです。

【2019/12/19】