
『深夜鈍行というタイトル 』(1999/08/01)
最初は、このタイトルの由来を書いていこうと思う。
去年くらいに、テレビで「深夜特急98」という番組がテレビで放映された。「大沢たかお」だったかが、香港からロンドンへと乗り合いバスで向かうという、ドキュメンタリードラマだ。
たまたま,テレビをつけ,何気なく見た番組だった。彼は実際に旅するわけだが、その様子がリアルで、とてもわくわくした。これには沢木耕太郎の原作があって大沢たかおは,作者の沢木氏を演じているわけだ。(この事は後で知った)
漠然と,この原作のことは知っていたが,この番組を見て原作を読んでみたくなったのだ。
/・・・かの「電波少年」のTプロデューサーがこの原作をもとに,「ユーラシア大陸横断ヒッチハイク」を思い付いたと言う話は有名。・・・/
書店に行くと,文庫本6冊であった。ひとたびページをめくると・・・,もう面白くて一気に読んでしまった。タイミングを同じくして,合唱団で欧州に演奏旅行に行き,その旅行記をメーリングリストに流す際に,タイトルの一部を拝借したのでした。
ただ,・・・そのまま拝借するのはまずい(当たり前だ),かといって「深夜急行」だとちょっとずうずうしいか(何が?),といろいろ考え「深夜鈍行」ならまぁいいだろう(何が?)と思い決めたのでした。
各駅停車のように,まわりをゆっくりと少しずつ見て行けたらという思いも込めて。

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