日々つれづれ
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2015年10月12日(月)
映画放談【図書館戦争 THE LAST MISSION】

この映画を観る前は、
設定にさすがに無理があるんじゃないか
と少し思いながら観始める。

しかし、すぐにその思いは杞憂に終わる。

今回も扱うテーマが重い。
表現の自由を守りながらも
その意義に疑問と限界を感じた者
それでもなお、
この矛盾に満ちた世界の中で
立ち止まることなく行動することを選んだ者
世界を良くしたいと思いながらも、
選ぶ手段が様々なことが
リアルに迫って来る。

正義と悪ではなく、
多くの正義がある。

そんな中で、専守防衛を愚直に貫く
図書隊の姿は清清しく映る。

終映後、拍手をする方がいたが
思わず拍手したくなる作品だった。

2015年10月12日(月)
東京コレギウムムジクム合唱団第5回定期演奏会

三鷹駅から市民文化会館への道すがら
前回ここで演奏会を聴いたときは
泊ったかもしれないのと
とある楽譜を受け取った記憶が蘇った。

閑話休題。

◆O Nata Lux 光より生まれし光 (Guy Forbes)
◆O Magnum Mysterium おお、大いなる神秘 (Nicholas White)
マンスリーコンサートでは歌ったが
聴くのは多分初めてか。

調性の色の移り変わりがハッキリ見える演奏。
ソロのオブリガードも良かった。
メンバーの多くが和音の行き先を
共有している感がある。

◆Magnificat マニフィカト (Arvo Part)
◆Deutsches Magnificat SWV494 ドイツ・マニフィカト (Heinrich Schutz)

ペルトのマニフィカトも
なかなか聴く機会がない。
緊張感のある和音の軋みが
素晴らしい。
丹念な丁寧な演奏。

シュッツのドイツマニフィカトは
これまた、聴く機会がほぼ無い。
過去に姉妹団体が演奏したように思うが、
先生が後半ノリノリの指揮で
演奏したのを見たのは(聴いたのは)
今回が初めてかもしれない。

自分たちが演奏したのを客観的に
ライブで聴いたらこんな感じなんだろう
というのを体験できた。

◆混声合唱曲集 うたよ (木下牧子)
言葉も良く分かり悪くなかった。
あくまで僕個人の感じ方なので
他の人は違うかもしれません。

ピアノと合唱がハモっていなかった
ように感じてしまいました。

細かく言うなら、
同じ音と思われる音が
同じ音には聴こえなかった。

その座りの悪さがずっとあったので
今ひとつ楽しめませんでした。

合唱とピアノが別物になっているように
感じてしまいました。

◆混声合唱組曲 永久ニ (鈴木憲夫)
20数人とは思えない演奏でした。
永久ニの本来の演奏はこういうものなんだろう
というのを感じることができた演奏だと
思いました。

この曲に関してピアノとのハモりは
全く気にならなかったので、
やっぱり・・・・・。

回を重ねるごとに、
演奏が良くなっているので
聴きに行くのが楽しみです。
東京へ聴きに行く価値のあるコンサートです。


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