(今回の担当:Sop:山川美弥子)
オーディションの内容は、課題曲(今年はシューベルトの歌曲「Du bist die Ruh(
君は我が憩い)」)自由曲(言語は課題曲と重ならないことが望ましい)、そして初見視唱(今年は「賛美歌21」からだされました。自分のパートを歌います。)です。「声楽アンサンブル」を受ける人は更に「レチタティーヴォ付きアリア」を歌います。
各曲、技術点(10点)表現点(10点)暗譜(5点)、そして初見10点の計60点満点での採点方式です。
審査は当間先生と「声楽アンサンブル」のメンバーの7人で行われました。
私は昨年までは受験する側でした。昨年のオーディションの結果、今年初めて「審査」をする側になりました。
「審査」をするというのは、本当に大変なことでした。
今年1年間の団員の「運命」(?)がかかっているわけですから、
当たり前のことですが、
一音たりともおろそかに聞き逃すことはできません。
緊張しどおしの2日間でした。
そしてあらためて、「シュッツのメンバーは本当にすごい!」と思いました。
(仲間をほめるのは少々気が引けますが....)
レベルの差というのは確かにありますが、それぞれが「自分自身の持っているものを
全て出し切ろう」として歌っていました。(みんな去年より確実に上手くなっていま
す。)
みんな必死で自分の課題に取り組み、その瞬間に賭けていました。
その姿、そして歌は、本当に素晴らしくて、涙が出そうになることが何度もありまし
た。
本当に素晴らしい仲間達です。
そして、早くも当日に結果が出ました。
昨年までは、室内合唱団員の「正」団員、それに準ずる「準」団員、そして室内合唱
団のレベルにはまだ達していないけれど、頑張って伸びて欲しい人が「研究生」とし
て選ばれていました。
しかし、審査会議の結果、今年から、その「研究生」廃止されました。
団員みんなのレベルが上がったからです。
(室内合唱団に入れなかった人達は全員「研究生」だ、その中から何人かだけを選ぶ
ことはできない、ということになったのです。)
今年は20名が「室内合唱団員」として選ばれました。
ここに「声楽アンサンブル」のメンバーと「声楽アンサンブル」の研究員が入って、
28名が「室内合唱団」ということになります。新たなスタートが始まりました!
追記
審査員のために自由曲の楽譜が配られるのですが、
オーディション終了後、その楽譜を貰って帰る人達が何人もいました。
「来年のオーディションのため」の選曲がもはや始まっているのです!
やはりすごい人達です....!!
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