1998/2/17
<最年少登場!第5回ゼミナール>

(今回の担当:Sop 後藤茜)

ソプラノの後藤茜です。
私は1997年、17歳の夏初めて、この大阪ハインリッヒ・シュッツ合唱団の見学に行きました。その時、私は「本当にスゴイ!」と言うしか言葉が見つかりませんでした。
感想を聞かれた時も、私は言う言葉が見つからず、思わず「私・・・入団します!」と答えていました。(今、思えば感想を聞かれていたのに・・・)
こうして私は17歳、高校二年の夏、ハインリッヒ・シュッツ合唱団に入団しました。
今は毎日が楽しくて仕方がない程です!

そして、2月13日は第5回ゼミナールがありました。
これは、音楽の知識を深めるための「授業」です。
(高校生は「講義」という言葉は、使わないらしいです・・・注釈:倉橋)
場所は多目的ホールという所で、阪急曽根駅から徒歩5分の所です。 予定では、午後7時30分からなのですが、社会人の人が多い為に、少し遅らす事も あります。

そして、授業に入ると、私は緊張感を持って受けています。 今日は音楽史と和音の復習をしました。いつも、当間先生は、私達にいくつかの 質問をします。今日は「中世は、何年までですか?」と質問された時、皆、 ブツブツ言っていましたが、なかなか答えがで出ませんでした。 先生が「1400年と覚えておいたらいい」と言われました。
知らなかった私は、しっかり勉強しないといけないという気持ちになりました。
それから、私は、中世では二和音、ルネッサンスでは三和音、バロックでは四和音、古典派は五和音、ロマン派は六和音・・と和音が増えていったという事を知る事が出来ました。
先生は、「中世には、ロマネスク文化とゴチック文化があるんです。 歌をしていく為には、これくらいは知っておかなければならない!」と言っておられました。私は、初めて聞いた名前でしたので、「忘れず覚えておこう!」と思いました。
そして、一番難しい和音の復習に入りました。私達はこの時が一番緊張します。 なぜかと言いますと、宿題の課題をピアノで、みんなの前で弾かないといけないからです。みんなが少しそわそわした中、今日はベースの江藤さんと竹チャンさん、長井さん、ソプラノの真美さんが当てられて弾きました。
自分以外の人が当たると、なんとなく、ホッとした様で、周りの雰囲気がとても明るくなり、笑い声も聞こえてくる程です。私もこの時ばかりは少し緊張がやわらぎます。今日のピアノの実践は、二和音と三和音を作って弾く課題でした。
私は今日、三和音には(ひとつの和音につき)ドミソ・ミソド・ソドミの三種類ある事を知り、その使い方によって同じ曲をもとに、和音を付けているのに、違う響きが伝わって来る事を知りました。 私は「これは、おもしろいなー!いくらでも自分で曲が作れるのだー!」と思いました。
そして、最後に当間先生は「バッハは“左手は神の手だ”と言いました!」と言っておられました。 「右利きの人は、左手を使って練習するといいんですよ」とも言っておられました。
こうして、あっと言う間に1時間30分の授業は終わりました。

当間先生の話はどれもが興味をそそるものなので、私達は、夢中になって話を聞いています。緊張感もあり、笑いもあり、本当に楽しく、聞きやすい授業だと思います。
今日は、第5回目で、私は、第4回とこの第5回しか、受ける事ができなかったので、 第1回目から、しっかり受けたかったです。

次のゼミナールは3月13日です。
次回も休まずに、一つでも多く音楽を学べるように努力していきます。
読んでいただいて、ありがとうございました。


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