1999/4/30
<「童心に戻る摂津峡」〜合唱団春のピクニック>

(今回の担当:ALT.広瀬あゆみ)

本日は、合唱団恒例『春のピクニック』がありました。
団の人達ってどちらかというと、涼しい部屋の中でクラシック音楽を聴き、

薫り高いコーヒーを飲みながら「んー、違いがわかるわ」なんて言ってそうな

イメージありませんか?

正直、私にはそんなイメージがありました。

しかし、このシュッツ合唱団は、過去の合唱団日誌を見ていただいても分かる通り

 

『アウトドア』系のメンバーが多いんです。これは、私がこの合唱団に入団して

驚いたことのひとつです。

(驚いたことは、これ以外にも山のようにあるんですが、それはまた別の機会に・

・。)

ではピクニックの様子を写真でお伝えいたします。

  

       私達が占拠した岩場

 

さて、本日のピクニックは大阪は高槻にある、『摂津峡』。

参加者は30余名という大人数にもかかわらず、スムースに摂津峡に歩を進めます。

 

さすがアンサンブル能力に定評のあるシュッツ合唱団!

JR高槻駅からバスで20分、それから歩くこと約30分で周りは一面新緑に囲まれ

ました。

空もちょっと風が強いものの、上々の天気でとても爽やかです。

私は普段は全然アウトドア好きではないのですが、こうやってみんなと一緒に新緑の

中を歩くと清々しく心が洗われるような気がします。

焼きおにぎりと焼き鳥の図

 

 

岩場に腰を据え、しばらく談笑した後、いよいよお昼ご飯の準備に取りかかりまし
た。

金網と燃料を用意し、あとはメンバーが各自で持ち寄った食材をその上で焼くので

す。

「大焼きおにぎり大会」とも言われた通り、食材の大半はおにぎり。しかし、その他

は焼き鳥、手羽先、ウィンナー、野菜など盛りだくさん。

 

また、男声メンバーお手製のお弁当(!!)なども多数登場。

みなさん料理されるんですね。えらい!

心配そうに見守る当間先生・・・・

 

調理担当はSOP江戸さん、ALT菱木さん、TEN阿部さん&河村さん。

他のメンバーは、各々ブラブラしたり、水浴びをしたり、岩によじ登ったり、

料理が出来上がる様子を心配そうに見守ったりしています。

私も、次から次へと回ってくる焼きおにぎりや明太イワシをパクつきながら

滅多に浴びることのない日光を浴び、岩にもたれて、しっかり森林浴をさせていただ

きました。

街で何千円か払ってアロマセラピーとかしてもらうよりも、絶対良いです。

自然にはかないません、本当に。

公園の藤棚の藤の花

 

お腹もふくれ、食べ物もそろそろ無くなったので岩場の片付けをし、近くの公園に


移動することになりました。

その公園で、しばし腹ごなしの運動・・・。

キャッチボールを始めるグループ、ビーチボールでバレーボールを始めるグループ。


「わ、うまーい!」

「ああ、内浜さんってバレー部だったんだよ。」

「小野さんも昔バスケット部だったんだよ。」

「あ、私は昔ソフトボールやってたんです。」

などなど、メンバーの隠された(?)過去などもわかったりしました。

    童心に返るメンバー達

 

そのうち、BAS長井さんの愛息カズ君がブランコに乗り出したことをきっかけに、


運動の場は公園の遊び場へ移行。

特に男声陣が嬉々としてブランコをこぐ姿は、なんとも言えぬ味がありました。

「あ、あれが荘厳なミサ曲を歌う合唱団員だろうか。」

と唸ってしまうほど全員童心にかえっていました。

ジャングルジムに登る人、回旋塔でグルグル回って気持ち悪くなる人、

滑り台にお尻がはまるか心配している人(あ、それは私です)

本当にみんな無邪気な表情でした。

 

こんな感じであっという間に時間が過ぎてしまいました。

合唱団に入って良かったなあと思うことは、こんな風なピクニックや、合宿、演奏旅

行など 普通のOL生活をしていては、絶対縁のないことが出来ることです。

実際、私も合宿やピクニックなんて10年ぶりくらいです。

こうやって体を動かして全力で遊ぶことが、この合唱団の「元気さ」「明るさ」の秘

訣なんだなあ、と 改めて思いました。

 

5月にはアウローラ・ムジカーレの演奏会、6月には現代音楽シリーズの演奏会があ

ります。

演奏会に来られる方は、当日、歌声を聞きながらこの楽しげなメンバー達の顔をこっ

そり思い出してみてください。

きっと幸せな気分になること請け合いですよ。


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