1999/8/5
<久しぶりのオフでした。(淀川花火大会)>

(今回の担当:TEN.高澤 聡)

テノールの高澤 聡です。

 昨日8月3日は、火曜日にもかかわらず、室内合唱団の練習はお休みでした。

この先、夏合宿をはさんで、「邦人合唱シリーズ」「ドイツレクイエム」・・・と、すでに合唱団の予定はびっしりと埋まっています。そこで合宿前にみんなが鋭気を養うために、当間先生がオフにして下さったのです。団員の中には、この間に海外旅行や小旅行を楽しんでいる者もいます。
 私は、合唱団のメンバー多数と共に、淀川の花火大会を見に行きました。この花火大会は、淀川の河川敷で行われるのですが、なんとテノールの阿部 剛君が住むマンションの「目の前」が会場なのです。実は昨年もこの特等席で花火を楽しんだメンバー(特に某コーアマスター)の強い働きかけにより、このお休みは実現したようです(^^;)。
 会場に入るために人混みの中で辛抱強く列んでいる人たちを横目に見ながら(ごめんなさい)、私達は特等席に上がりました。その数なんと20名以上! 剛ちゃんのマンションの廊下に鈴なりになると、ベース坪沼君の協力により、おいしいビールなども、さっそく出てきます。う〜ん、さすがはシュッツ合唱団。こういう時の準備は万端。遊ぶときも全力投球、その「プロフェッショナル」ぶりに感心してしまいました。
 いよいよ花火が始まると、もう目の前いっぱいに、色とりどりの花が咲き乱れます。花火師の人も、タイミングや、間の取り方をちゃんと計算していて、お客さんを飽きさせません。その時、その場限りで終わってしまうことや、一度動き出したらやめることは出来ない点など、「音楽と似ているな〜。」と、みな口々に言っていました。そう、これはもう、完全な「芸術」なのです。
 私は個人的に、ここのところ仕事が忙しく、練習日以外はほとんど家に帰っていないというような生活を送ってしまっていました(反省、反省)。いつもなら歌を歌っている時間に、みんなとのんびりしているのが何となく不思議な気持ちがして、時々「う〜ん。」とか「おおっ」とか、うめき声を上げるだけで、どちらかというと「ぼ〜っ」としていたんですが、みんなは、非常に盛り上がっていましたね。「きれ〜い。」「すげ〜。」を連発し、みんな花火が盛り上がれば素直に歓声を上げ、拍手をするんです。周りのお客さんの中で、きっと一番盛り上がっていたのではないでしょうか?私達の拍手につられて、周りの方も素直に喜んでいる様子でした。でも決して、やかましいとか、マナーが悪いということにはならないんですね。なんて素敵な人たちなんでしょう。ここでも「お客さんとしてのプロ」を感じてしまいました。

 久しぶりのオフを、心から楽しめました。ここのところ「いや〜日本人で良かった。」と思える事が少なくなりつつある中で、貴重な体験でした。こういった物はいつまでも、なくならないで欲しいものです。


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