1999/8/21
<夏合宿通信>

(今回の担当:Ten. 河村 誠司)

8/12(金)〜15(月)にかけて、合唱団の大切な行事「夏合宿」が行われました。
毎年この時期に行われる合宿も、昨年はドイツ演奏旅行のためありませんでしたので(昨年は5月の連休中でした)、この季節にくるのは2年ぶりです。

場所は、三重県の名張に近い曽爾高原のリゾートホテル「清富」。ここの良い点は、一昨年の合宿報告で詳しく書かれてありますが、全然変わってませんでした。今年も快適に過ごさせて頂きました。感謝です!

さて、夏合宿というからには、秋冬の演奏会の練習になるわけですが、今年はこの楽譜の量がちょっとハンパじゃなかったですね〜。
まず、9月の邦人曲シリーズの楽譜が4〜5冊、10月のブラームス演奏会の楽譜が3冊、11月の東京公演の楽譜が4冊、12月の第九の楽譜まで持っていったものですから、これだけでもかなりの重さです。これに加え、後述するアンサンブル・コンテストの楽譜もあるわけですから、大変です。皆、夜遅く(朝早く?)まで、荷造りに苦労したようですよ。

練習は9月の演奏会を中心に行われましたが、持っていった楽譜は1回は音を出しましたね。でも、1回音を出すだけでも時間をとられ、今回あまり遊ぶことがなかったのが、ちょっと残念でした。
結構、遊ぶのが好きな集団なので、秋のすすきで有名な曽爾高原へ登ったりするのですが、雨のため中止。近くの川も増水して泳げませんでしたし、おまけに3夜ともくもりでペルセウス座流星群も見ることがかないませんでした。

となるとすることと言えば、そう、合宿のメインイベントの「アンサンブル・コンテスト」の練習です。何せ24時間練習できるのですから、夜中3時頃まで練習をしていた人もいましたね。
一昨年同様、当間先生が合唱コンクールの審査員をなさるために、今年の課題曲はコンクールの課題曲でした。今年は男声に比べ女声があまりにも多いため、はじめて女声合唱の正規グループも登場。
皆が必ず参加する正規グループの他に、好きな者同士で集まって参加する自由グループもあるのですが、これがまた楽しかったです。久しぶりにあんな笑いましたね。
替え歌など音楽の中身で笑わすのならまだしも、今年は歌う前のしぐさで笑いをとろうとするコントまがいのものまで登場。これがまた、爆笑を誘いました。来年以降も流行りそうです。
でも、単に笑いを取るだけでなく、しっかりと聴かせ、楽しませてくれるグループが本当に増えました。今年で8回目ですが、曲の入りがぎこちなくて揃わなかった最初の頃とはもう全然違います。各パート1人〜2人で歌うので、その人の違った面も聞け、新しい発見もありますし。もはや1月の室内合唱団のオーディションと並んで、合唱団の重要なイベントですね。
また、コンテストですから、審査があり賞品・賞状まで出ます。審査は声楽アンサンブルのメンバーそしてアドバイザーとして当間先生なのですが、審査員の方々が用意される賞品がまたいつも素晴らしい。大抵は○○ハンズで用意されるため、妙に実用的でそして「おちゃめ」な賞品がまた、表彰式を盛り上げます。何と今年の最優秀賞には、デジカメで取った最優秀グループの写真を、その場でTシャツにしてしまうという新技も登場。来年はどうなっちゃうんでしょう?

アンサンブル・コンテストもそうなのですが、普段の合宿になくて、この合宿だけにあるものをもう一つ。そう「朝のエアロビクス」です!ソプラノの田坂嬢の指導のもと、軽快な音楽の中、朝9時からみっちり50分間のエクササイズが3日間繰り広げられました。
昨年から始まったのですが、真夏の8月には初めての経験。案の定、汗がすぐに噴き出します。団員が増えた分、前より少し狭いスペースの中で、みな奮闘してました。 でも、みな体を動かすのが好きなので、楽しそうでしたよ。発声練習より(シュッツには発声練習はありませんが)声が出ること請け合いです。
そうそう、エクササイズの中に、今回ひとつ変な動作が登場。実は晩の練習の中で、今度演奏する「阿波踊り」の模様を放送したビデオを見たのですが、それをさっそく 取り入れたのですね。

ちなみに、このビデオを見た後、踊り回りながら「阿波踊り」を歌うという荒行が登場。あれが、今回の合宿で最も強烈な体験だったかもしれません。田んぼの中にぽつんと立つガラス張りのホールの中で、手を挙げて練り歩く集団。外から見るとさぞかしシュールな光景だったでしょう。
でも、この動作のおかげで、楽しさが倍増・苦しさ半減だったかもしれません。

長いようで短い3泊4日でしたが、とても充実した合宿だったことを報告しておきます。秋・冬の演奏会にご期待下さい!


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