(今回の担当:SOP.小野容子)
日頃は事務所に詰めて仕事をする私ですが、10月になると年に一度だけ3日間、事 務所を空けます。それは直接東京で東京公演の宣伝活動するためです。
・・・その昔、まだ東京の方にも「大阪ハインリッヒ・シュッツ合唱団」の名前が浸透していなかった頃、なかなかチケットが動かなくて大阪から手を拱いていたことがありました。
「こうなったら"チケット100枚持って売れるまで帰ってくるな!"作戦しか
ありませんね。」と、冗談で数人と話していたら、そばにいらっしゃった当間先生が
「本当に行っといで」 と真顔でおっしゃったのです!(・・;)
知り合いや「つて」があるわけでない東京です。一体何をすればよいやら・・・し
かし冗談とは言え、提案したのは私です。「できません」とは言えません。
そこで私がとった作戦は以前お話したことのある、関西では定番の「大学合唱団への
チケット販売」。チケットとCDを手に東京へと向かいました。
・・・あれから4年。今年も東京出張へ行ってきました。
最初は東京の大学にいたうちの団員から紹介してもらって始まった1つ、2つの合唱
団も今年は10件にまで増えました。3日間で10の合唱団をまわるのですから、結構た
いへんです。練習前に1つ、練習後に1つ、そして昼間の練習時間外にまわる2〜3つの
合唱団は担当者に説明をしていきます。どこの合唱団も練習時間は似通っていますか
ら始まりに行ってそこから移動して次の合唱団へ行くとちょうど終わりの時間になっ
ています。道を迷っている暇はありません!わけのわかっていない東京の電車を乗り
継いでひたすら緊張して目的地を目指します。おかげでJRのみならず、東急線、井の
頭線etcいろな線を覚えました。(^^;)
さて、やっとの思いで辿り着くと、初めての合唱団は「きょとん」と、常連の合唱
団は「待ってました!」とばかりに待って下さっています。
東京の学生さんの間では直接チケットを売りに来る制度がなく、初めての合唱団で
は何事か全く理解できていない状況から始まります。そんな状況なので果してチケッ
トが動くのかどうか、本当にどきどきものです。
ところが何らかの反応があるんです、東京の学生さんは。プログラムを見ておもし
ろそう!と思ったらチケットを買ってくれるんですよね、うちのことを知らなくても
。それで実際聴きに来て、もうびっくりして帰るんです!そしてそれを他の団員に伝
えるんですよね。だから一年目は少ない人数でも翌年行って宣伝すると買ってくれる
人が増えているんです。今年は40枚近く買ってくれた合唱団がありました。
先輩がちゃんと後輩に「ここは聴いておかないと!ほんとに良いよ」と伝えてくれて
いるのです。とってもありがたいことです。
また、わざわざ東京から宣伝に来るというので、学生さんから見ると私はなんか凄 い人らしいのです。(^^;)そう思ってもらえるなら、それでまぁいいか〜と、ち ょっとだけ嬉しく思っていたりします。
今年もたくさんの学生さんが東京での演奏を聴いて下さいます。年に一度しかない 東京での本番、演奏を聴いた彼らの中にいっぱいいろんなものが残ってくれればと思 っています。
皆様も是非「大阪ハインリッヒ・シュッツ合唱団」のサウンドを聴きにカザルスホールまでお越し下さい。
11月13日カザルスホールにて、18:30開演 です。
当日券もございますが、事務所(TEL/FAX:06-6929-0792)
までご連絡頂ければ良いお席からご予約取らせて頂きます。
HPにてお申込み頂いても同様にさせて頂きます。
皆様のご来場を心よりお待ちしております!!
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