2000/7/22
<いよいよ「邦人」本番、迫る!!>

(今回の担当:SOP.小野容子)

今年の夏は本当に暑いですね。毎日大阪市内を自転車で移動している私は腕ばかりが
黒くなってきています。背中へは直射日光が、前身にはアスファルトからの照り返し が・・・
グリルで両面焼かれる魚の気持がよくわかる今日この頃です。(^^;)

そんな暑い最中ですが、明後日(7/23)はいよいよ、
2000年前半最後の演奏会「邦人合唱曲シリーズ Vol.6」の本番となりました。
この暑さの中、連日練習に励んでいる我々ですが、日を重ねるごとにどんどんおもし ろくなっています。きっと明後日はそれぞれの作品の世界をご堪能頂けることと思い ます。

毎回様々な世代の方々にお聴き頂き、好評頂いているこの「邦人合唱シリーズ」ですが、特に学生の皆さんには人気のシリーズで、過去に自分達の演奏した曲を懐かしんで、また、これから取り上げる曲の参考にと、それぞれいろんな思いでご来場下さっているようです。(当日のホールの前は京都市内の学生さんの自転車で毎年いっぱいになっています。「邦人シリーズ」ならではの光景ですね。)

そんな彼らの今年の一押しは荻久保和明さんの「縄文」。 きっとあのリズミックなところが人気の原因なのでしょうね。ピアノの激しい連打も迫力満点です。30分近くもある長い曲ですが、たぶんそんな長さを感じないのではないでしょうか?

また木下牧子さんの「光る刻」、これも学生さんのお目当ての曲の一つです。動物達の最期の時を歌った曲ですが、おちゃめな「もぐら」や凛とした「しか」、あと「きつね」や「ぞう」がでてきます。・・・ぞうさんの歩く姿は圧巻ですよ。(^^;)

「ELEGIA」は同じく木下牧子さんの曲なのですが、「光る刻」とは全く違った世界で、

リリシズム溢れる、美しいガラス細工のような世界、
一瞬目を離したすきに全て裏返っていくシュールな世界

を透明で柔らかい響きで繊細に、神秘的に表現できればと思っております。(唯美主 義の北園克衛氏の詩)ふだんあまり聴くことのないであろう和音がいっぱい聴こえて きて、本当に<神秘的>です。私はこの曲を練習していると何故かシャガールの絵を 思い出してしまいます。

そして千原英喜さんの「志都歌」。この作品は女声合唱です。古事記からの歌詞で、 「琴」の音がはるか彼方、海の底まで響きわたっている様子が描かれています。
掻き弾かれる「琴」の音の絡み合い、妖艶な響きをどうぞお楽しみ下さい。

と、以上のように今回もバラエティに富んだプログラムとなりました。

京都にお住まいでない方はもちろん、京都在住の方も
こんなに暑い中、ホールまでお越し頂くのはたいへんかと思いますが、
当日は「アルティ」を<ガンガン>に冷してお待ちしております。(^^;)
涼しい中で最初から最後までどうぞ余すところ無くお楽しみ下さい。

詳細は以下の通りです。

日時:7月23日(日)17:30開場 18:00開演 
会場:京都府民ホール「アルティ」
  (地下鉄今出川駅下車、烏丸通沿いを南へ徒歩約7〜8分)
料金:一般/3300円(当日3500円)
   学生/1800円(当日2000円)
   高校生以下/1000円(当日も1000円)

ご来場、心よりお待ち致しております。(^^)


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