2000/9/4
<8月の事務所日誌(「おそるべしっ、あめおんな」) >

(今回の担当:SOP.小野容子)

夏になると巷のあちらこちらでは「こわ〜い怪談話」が
聞かれます。暑い夏の夜にはあの「ひやっと」した気分が
なんとも涼しげでよいのでしょうか。

私なぞ、見たがりぃの聞きたがりぃなのですが、
布団に入ったとたん鮮明な光景を思い出し、ビビって眠れなくなる
タイプで、そんな夜には光々と明りをつけたまま眠ったりするのです。

さて、夏も終わりにさしかかって参りましたが、今回の事務所日誌、

ご多分に漏れずちょっとミステリアスなお話をしたいと思います。

この世の中、科学では証明できない不思議な話があるものでございます。

会員の皆さんはマンスリーコンサートの時に
「おや、今日のマンスリーも天気が悪いな」と思われたことは
ないでしょうか?

ここ数年、マンスリーコンサートの日に雨が降っていることが実に多いのです。

しかもマンスリーコンサートだけではありません。
ホールでの演奏会でも雨にみまわれます。
・・・今年の倉敷音楽祭の日も雨でした、
   一昨年の現代音楽シリーズも雨でした・・・

「それはただの偶然でしょう。一年のうちに何度も本番が
あれば<雨の日>とも重なりますよ」と思われたあなた!

事務所に棲み着く「あめおんな」の存在を御存知でしょうか?!
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この「あめおんな」、普段は事務所専任者としてふつうに働いて
いるのですが、「ここぞ」と言うときに気合いを入れすぎると
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「あめおんな」に変貌するのです。

「あめおんな」の自覚のない子供のころからそうでした。

・・・小学校の入学式、遠足、水泳大会、高校の合格発表・・・
うすぼんやりと「なんか今日も雨やなぁ」と思っていましたが
まさか自分が原因であろうとは・・・

おとなになって大阪へ移り住んでも「あめおんな」は「あめおんな」でした。
それどころかパワーアップしてしまっていたのです。
「晴男」T間先生、「晴女」SopのW辺さんの二人が立ちはだかっても
「あめおんな」の威力は留まるところを知りませんでした。

しかしそのうちに原因がわかります。<気合いの入れすぎ>
そして攻略法も編み出されました。 <雨具を購入する>

原因が分かって以来、みんなは「あめおんな」に張り切らないよう、忠告します。
先日の淀川の花火大会のときなぞ、差入れを準備することすら止められてしまいました。
しかしながら、ついついテンションが上がってしまって雨が降ってしまった時には
<わざわざ傘を購入>したりすると雨は不思議とやんでしまいます。

一昨年イタリアのヴェローナで野外オペラを見たときのこと、
どきどき、わくわくしながら始まるのを待っていたら、案の定、雨が降ってきました。
「ここまで来て見れないのは悔しい」と「あめおんな」は売子が売り歩いていた
携帯用雨合羽を購入、着用すると見事に雨が止んだのでした。

・・・科学では証明できないこの現象、皆さんはどう考えられますか?

9月から2000年後半の演奏会ラッシュが始まります。
皆様にお越し頂き易いよう、決して雨が降るようなことのないよう、
努力致しますが、もしも、もしも演奏会当日雨が降ることでもありましたら、

また「あめおんな」が気合いを入れすぎてしまった、

と思ってやって下さい。(^^;)

夏の終わりの「こわ〜い?話」の一節でした。


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