2003/11/28
<ベートーヴェンシリーズが終わりました!>

(今回の担当:Alt. 松本陽子)

去る11月24日は、「ベートーヴェンその魅力のすべてシリーズ」でした。あいにくのお天気でしたが、たくさんの方に来て頂きました!今までの「ベートーヴェンシリーズ」で最多のお客様数だったということです。本当に、ありがとうございました。

思えば、この「ミサ曲ハ長調」の楽譜を手にしたのは、今年の始めでした。11月の終わりなんてずっと先の様な気がしていましたが、11ヶ月はあっという間でした。
「暗譜で行こう」という話は、かなり前から言われていたのですが、なにしろこんなに大きな曲を完全に暗譜で演奏するのは、初めての事です。皆「本当にできるんだろうか?」と、直前まで不安でした。
練習も大詰めにさしかかり、完全に楽譜をはずしての練習、オケ合わせが始まると、「間違えないように」という事で精一杯で、なかなかうまく曲にのれません。慣れない「手ぶら」(笑)での演奏に、みんな手の位置がどこかぎこちなかったり・・・それでも、「暗譜」の指示は変わりません。ましてやソリストまで暗譜で!!こうなったらやるしかありません。
そうして毎日ベートーヴェン漬けになって練習していると、余裕のある箇所から、楽譜を見て歌う時より表現がしやすくなっている事に気がつきました。これは私個人的には新しい発見でした。
本番は、たくさんの暖かいお客様を前に、SCOの力強い響きにのって、私なりにこのベートーヴェンの世界に入って歌うことが出来ました。
そして、第一ステージが終わると、着替えて客席へ!ここからは「観客」です(^^)
SCOの、まさに力溢れる「英雄」。曲そのものが、命あるものとして今ここに存在する、そんな感覚がありました。いや〜自分の出番が前半で良かった!

さて、ひとつまた大きな演奏会が終わったのですが、息つく間もなく、毎年ご好評を頂いています演奏会「クリスマスコンサート」が3週間後、12月14日(日)に控えています!
今年は、クリスマス・オラトリオが1部、5部、6部と、ちょっと目新しいラインナップでお届けします。もちろん、お馴染みのクリスマス・キャロル集もご用意しています。私たちも、もう一踏ん張り、楽しいクリスマスにしたいと思っています。どうぞお楽しみに!


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