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演奏会の記録Ⅰ

第37回定期演奏会(2023. 9. 3)川西市みつなかホール



プログラム
指 揮:當間修一   ピアノ:沖田明子

 【Ⅰ部】 ポピュラー曲集 

・少年時代
  
  作詞 井上陽水   作曲 井上陽水・平井夏美  編曲 池辺晋一郎

・虹の彼方に
  作詞 E.Y.Harburg  (日本語詩 山梨竜一郎)  作曲 Harold Arlen  編曲 白川雅樹

明日に架ける橋   作詞・作曲  Paul Simon

・民衆の歌声が聞こえるか (ミュージカル「レ・ミゼラブル」より

               日本語詞 岩谷時子  作曲 Claude-Michel Schönberg

 【Ⅱ部】 懐かしの女声合唱曲集

(いし)の上    作詩 三好達治  作曲 萩原英彦 

・ねむの花     作詩 壺田花子  作曲 中田喜直

・めんどり団地のレグホンおばさん  作詩 小林純一  作曲 三善晃

・麦藁帽子      作詩 立原道造  作曲 三善晃  


【Ⅲ部】
 女声合唱のための 平田あゆみ小品集 より
      作曲  平田あゆみ


 ・すいか  作詩 高丸もと子   ・春の雪   作詩 高丸もと子 
 ・かくれんぼ
   
作詩 高丸もと子    ・きんもくせいのみち   作詩 高丸もと子
 ・夜のとんがり帽子   作詩 宮田 滋子  ・鳩とかもめ   作詩 門倉 
 ・友だち    作詩 関  洋子

 照明演出:田坂悦子


ごあいさつ 

本日は「女声合唱団りんどう第37回定期演奏会」にお越し頂き、ありがとうございます。
毎日が残暑厳しい中、心から感謝申しあげます。

この数年の間に人々の暮らし、様々な分野において世界情勢は大きく変化しています。

また、地球にとってもっとも深刻な状況、温暖化による気象変化も大きく、世界的規模で変動しています。最近、これらによって襲われた日本国内での災害。これからも起こり得る人災とも取れる災害には本当に不安感を拭い去ることができません。日々、空気の重たさを痛感するようになりました。不安を煽ってはなりません。自分自身に。

未来を見据えての人間の営みが気重な空気を少しでも安らげてくれるものと信じ、より明るく、幸福な生活を感じ取りたいと、もがいています。

私には確信があります。それは真摯に取り組んだ音楽の中に憩いと喜びがある。人との交流が新たな「私」を発見し、前進するエネルギーが生まれる。信頼できる仲間ができれば、どんな不安なことも、恐れも、怖くはなくなる。という確信です。

人が集まって「一つとなる合唱」、女声合唱団「りんどう」に若くして(30歳ごろでしたか)携われたことに今、心から喜びと誇りを感じています。

人間の素晴らしさ、それは「響き合う喜びを感じることができる」です。他の動物にはありません。
我が家では朝夕、カラスが何羽か来て鳴き声を呼応させているのを聞きます。彼らの鳴き声は生きていく為に生み出した合図でしょう。リズムや高さを変えながら一生懸命呼びあっています。しかしながら、流石に〈ハモっている〉は意図していないでしょう(笑)

声を合わせ「ハモる」ことは唯一人間にしか出来ません。

「人と声を合わせる」。自分を主張しながら、他人の主張も受け入れて、とことんコミュニケーションを取りながら前に進む。本当にこの事が叶った時の喜びは、何にも替えることができません。
そして、聴いて頂く方々の心に、もし「歌う喜び」が届いたならばそれに勝る幸福はありません。

今日は難しい曲、音楽はありません。(笑)
音楽のための「音楽」ではなく、私の、私たちの、皆様のため(そう強く願っています)の「音楽」を聞いて頂きたいとのプログラムを組みました。
本日も仲間たちと共に、11曲心を込めて歌いたいと思います。
皆様と充実した時を、未来の幸福へとの歩みを共に進むことができれば、一瞬一瞬の「その時」が「生きている!」証しです。
共に、楽しみたいと思っています!

音楽監督・指揮者 當間修一





第36回定期演奏会(2022. 10.15)川西市みつなかホール

 
プログラム
   
  指 揮: 当間修一
 ピアノ:  沖田明子  
   

【Ⅰ部】 ポピュラー曲集

  ・オリノコ・フロウ   作詞・作曲 E.N.Bhraonain, N.Ryan & R.Ryan   編曲 大田桜子

 ・イエスタディ        作詞・作曲 John lennon & Paul Mccartney   編曲 Bob Chilcott

 ・The Sun and Stars Are Mine     Thomas Traherne 作曲 Bob Chilcott


【Ⅱ部】 女声合唱曲集 四季の抄童謡・唱歌による
    編曲 西村 朗

  1 春よ来い 2 うれしいひなまつり 3 鯉のぼり    4 雨  5 七 夕 6 村 祭   7 冬の夜



【Ⅲ部】 石垣りんの詩による五つの女声合唱曲 虹と子供と

      詩 石垣りん   作曲 萩京子

   1    2 すべては欲しいものばかり  3 旅 情      4 子 供  5 おやすみなさい

 
ごあいさつ

3年近くに渡るこのコロナ禍で世界中に様々な変化が起こりました。

人間同士の直接のコミュニケーションは激変し、マスクでお互いの表情はわかりません。 「歌う」こと、まして「合唱」活動は大きく制限されました。 特に大学での「合唱」活動は中止となり、やむを得ず団そのものが消滅してしまったところも多い と聞きます。また、コンサートを聴きに行くことまでも制限した大学もあったようです。

その中で、少人数ながら力を合わせて知恵を出し合い、諦めずに大学とやりとりをしながら、なん とか活動を繋いでいる学生達には心からエールを送り、力を貸したいと思っています。

自分を少しずつ解放しながら声を飛ばして、他者とハーモニーを作り発信する、その「合唱」は長 い歴史においても大変重要なこととされてきました。数学でもあり、天文学でもあり、哲学でもあ る芸術として。

この女声合唱団「りんどう」のメンバーも、より良い方法を探しながら活動をほとんど止めること なく続けてきました。 それぞれの人生の中で「歌うこと、人とハーモニーを作ること」を大きな支えとして、長い歩みを 重ねてきました。

今日お越し頂きました皆様と共に一期一会の時が過ごせますことに、感謝いっぱいです。 演奏会が終わりこのホールを一歩出られました折に、何か新しい光が 1 つ灯りますよう願って、心 から演奏したいと思います。

                                         
音楽監督・指揮者 当間修一





第35回定期演奏会(2021. 9.11)宝塚ベガホール

     
プログラム
   
  指 揮:当間修一  ピアノ;沖田明子     

 【Ⅰ部】 信時 潔の世界 

    信時 潔 作曲 女声合唱 女人和歌連曲 (抜粋) 

    1 序歌 いつの世か   長沢美津子 歌

    2 あかねさす      額田王 歌

    3 こしかたを       和泉式部 歌

    6 わがそでは      二条院讃岐 歌

    9 めぐりあひて     紫式部 歌

     10 有馬山        大貳三位 歌

   11.海ゆかば  信時 潔 作曲   大伴家持 歌   當間修一 編曲


【Ⅱ部】 パイプオルガンと共に 

   ・中島みゆき作詞・作曲   源田俊一郎 編曲

 麦の唄                            ピアノ:沖田明子 

   ・アイルランド民謡   K.T.ヒンクソン 詩

 ロンドンデリーの歌 

  ・ C.フランク 作曲

 カンタービレ   (パイプオルガン独奏)

  ・ G.フォーレ 作曲   J.ラシーヌ 詩   G.トーマス 編曲

 ラシーヌの雅歌 作品11
                                     パイプオルガン: 亀井 優 

【Ⅲ部】 千原英喜 作曲   岸田衿子 詩

女声合唱とピアノのための組曲 南の絵本

   1. だれも いそがない村   2. 南の絵本

   3. アランブラ宮の壁の   . 冬の旅

   5. てがみ                           
                                            ピアノ:沖田明子

 
ごあいさつ

女声合唱団「りんどう」との関わりも永くなりました。想い出は数え切れないほど沢山できました。

その時々は真剣に、そしてまっしぐらに歩んできたものですから時は矢のように過ぎ、後ろを振り返ることよりは前へ前へと突き進んでいく人生の証し、命の活動だったと面はゆいですが正直そう思っています。

1975年発足の「りんどう」。1985年より私が引き継いでの活動でした。36年目を迎えた今日、第35回定期演奏会となりました。

第一回目の演奏会は1986年「池田文化小ホール」。そして二回目が1987年この「ベガ・ホール」でした。その後1995年の第9回までこのホールがホームグランドとなって定期演奏会が毎年続きます。1996年第10回を迎えた定演から「みつなかホール」へと移りました。正に「宝塚ベガ・ホール」は私たちにとって響き作りの原点であったわけです。

私自身の「ベガ・ホール」の出会いは「りんどう」よりさかのぼって1981年でした。私が創設した「大阪コレギウム・ムジクム」が初めてです。今から40年前ということになります。定期演奏会を第1回、第2回、第4回と続けています(第3回だけ神戸へと赴きました)。

その後「宝塚国際室内合唱コンクール」の審査員としても何度か訪れていますから、その結び付きは印象深く私自身の活動のなかで刻み込まれています。パイプオルガンが備えられ、響きの良い、中ホールとして申し分の無い風格有る演奏会ホールです。「コロナ禍」により、古巣での演奏会となったことは私の喜びとなりました。

合唱団の曲目にいつも苦慮しますが、プログラムはパイプオルガンを聴いて頂きたいとの思いで選曲が始まりました。どうぞオルガンの響きと合唱団の響きを楽しんで頂ければと思います。

永い活動は合唱団員の別れも経験しなければなりません。ステージに上がれば36年間のメンバーが甦ります。錯覚をするほど強烈な面影が私を襲います。時の流れが混乱します。それほどメンバーとの結びつきは深かったです!別れと新しい顔の登場。その妙を噛みしめながらステージを務めます。

信時潔の作品を演奏するには勇気が必要でした。我が国の西洋音楽黎明期の音楽家、そして余りにも人々に深く印象づけた「海ゆかば」の作曲家。この曲を歌うのも、聴いて頂くのも緊張を伴います。戦争の暗く、辛い思いと深く結び付くからです。しかし、この曲ほど深く人の心に刻み込むメロディーは希有です。私はこの曲を「レクイエム」として演奏したいと思いました。二度と悲しみの世になりませんようにと願って。

千原英喜氏の「南の絵本」は団員皆が大好きな曲。練習では彼女たちが喜び、千原英喜の世界を味わいたいとの思いが伝わってきます。最近加わったメンバーにより、これまで培ってきた音楽作りに新しい響きが重ねられました。響き合うことの楽しい思いが皆様に伝わりますように。

一曲一曲を思いを込めて棒を振りたいと思います。
                                       
                                        音楽監督・指揮者 当間修一


34回定期演奏会(2020.10.17)みつなかホール

プログラム

指 揮:当間修一      ピアノ:沖田明子

 【Ⅰ部】 女声合唱とピアノのための4つの歌 風になりたい

 川崎 洋 詩  寺嶋陸也 作曲 

はくちょう
海がある

風になりたい

 【Ⅱ部】 抒情小曲集 月の角笛 (抜粋) 

木下牧子 作曲 

 1 うぐいす       武鹿悦子 詩

 2 ほんとに きれい    クリスティナ・ロセッティ 詩 吉田映子 訳

 3 ねこぜんまい     武鹿悦子 詩

 4 夕 顔        金子みすゞ 詩

 7 かぜとかざぐるま   岸田衿子 詩

 9 月の角笛       新美南吉 詩

10 秋          壺井繁治 詩

12 つらら        まど・みちお 詩  

【Ⅲ部】 ポピュラー曲集 

道化師のソネット

さだまさし 作詞・作曲  松下 耕 編曲 

ふるさと

小山薫堂 作詞  youth case 作曲  Tsing-moo 編曲 

Far Away (彼方の光)  (リベラ)

Robert Prizeman 作詞  松村崇継 作曲  田中達也 合唱編曲 

防人の詩

さだまさし 作詞・作曲  松下 耕 編曲

 

ごあいさつ

本日は「女声合唱団 りんどう」第34回定期演奏会にお越し頂きお礼申し上げます。

思いもかけないコロナ禍で今年3月から3ヶ月間は、集まって練習することが出来ず、見えない先行きに不安を抱える中においても、個々人の練習を絶やさず準備を進めてくれたこの団員の皆さんへ、敬意を表したいと思います。

本日が、私にとりましても、団員にとりましても、またお聴き頂く皆様にとりましても特別な意味のある演奏会となりますように。音楽が、合唱が、人間の心にとって新しいエネルギーをもたらし、生まれ変わった細胞が又新しい明日に向かえますように!!

この先もまだまだ世界中が困難に立ち向かわなければならないでしょう。様々な人間の叡知をもって助け合って、共に前進出来ますことを願ってやみません。

本日、このみつなかホールのご協力を得まして、ホール全体の換気を充分に行い、団員はマスクを伴って演奏致します。最後までご声援を賜れましたら幸いです。皆様と共に過ごせますこのひとときに、心より感謝申し上げます。

音楽監督・指揮者 当間修一


第33回定期演奏会(2019.10.19)みつなかホール

プログラム

指揮:当間修一  ピアノ:沖田明子  

Ⅰ部 女声合唱曲 『ちよこれいと』

竹久夢二 詩  信長貴富 作曲

1.
 ちよこれいと
2. クロウバ 3. 紅蔦(べにつた) 4. 青い鳥

5.
6. 秋の眸(ひとみ) 7. 風の通路(かよいじ)

Ⅱ部 なつかしいフォークポップス名曲集

・てんとう虫のサンバ

(さいとう大三 作詞/馬飼野俊一 作曲/寺島尚彦 編曲)

・シクラメンのかほり

 (小椋 佳 作詞・作曲/寺島尚彦 編曲)         

Where have all the flowers gone ? (花はどこへ行った)

  (Pete Seeger作詞・作曲/寺島尚彦 編曲)   

・未来へ

(玉城千春 作詞・作曲/当間修一 編曲)


Ⅲ部 女声合唱とピアノのためのレクイエム第2

     「レクイエム・光の中の貨物列車よ」より

千原英喜 作曲

Requiem aeternam Kyrie Lacrimosa Agnus Dei Lux aeterna

 
ごあいさつ

今年も定期演奏会が開催されますことを嬉しく思っております。
お忙しい中お越しいただき誠にありがとうございます。
女声合唱団りんどうの定期演奏会は33回と回を重ね、この「りんどう」の歴史や様々な出来事も思い出されます。あっという間の30数年でした。
又、昨今くり返し日本を襲う地震や、大きな台風で失われた尊い命のことを思わずにはいられません。人間の素晴らしい叡智により発達を遂げてきた今の時代ですが、人間の真の賢明さが今、更に問われています。1人一人の発信と行動、そして「連帯と連携」の必要性が昨年にも増して待ち望まれている、待ったなしの時と言えます。
私の40数年の音楽の活動の中にあって、私の誇りの一つであるこの「りんどう」は新たなメンバーも増えて、共に前進しています。本日のステージでは彼女たち一人一人の心からの歌を、そして「1つ」となった言葉をお聞きいただけることと思います。
お聴きいただく皆様と存分に過ごせます時間を、私も楽しみにしております。
ご声援に心より感謝申し上げます。

音楽監督・指揮者 当間修一

 


第32回定期演奏会(2018. 9.15)みつなかホール

 

プログラム

Ⅰ部 愛・優しさときらめきと

鈴木憲夫作曲 女声合唱組曲 「ラブ・ストーリー」より 

・五月の森で   (やなせたかし 作詩))

・昼の月      (坂村真民 作詩) 

信長貴富 作曲

・おぼえているかいあの春を‥‥‥(サトウハチロー 作詩)

・きみ歌えよ      (谷川俊太郎 作詩) 

Ⅱ部 ポピュラー曲集

You Raise Me Up (ブレンダン・グラハム 詞 /ロルフ・ラヴランド 曲)

Chiquitita      (ベニー・アンダーソン&ビヨルン・ウルヴァース 詞・曲)

Lavender’s Blue  (イングランド民謡 /なかにしあかね 編曲)

アニーローリー   (藤浦 洸 訳/J.Dスコット 曲 / 源田俊一郎 編曲) 

Ⅲ部 女声合唱,マンドリンとピアノのために『わが庭の歌』

与謝野晶子 作詩  寺嶋陸也 作曲
1. A
の字の歌
2.
螇蚸(ばった)
3.
蝦蟇(がま)
4.
蟻の歌
5.
小鳥の巣

 
ごあいさつ

本日はお忙しい中お越しくださいまして、心よりお礼申し上げます。

台風や地震の災害が相次ぎ、身近に「自然」の脅威を感じる日々です。多くの犠牲者に胸が痛むばかりです。地球に人類が誕生してから、あっという間に文明はめざましい発達を遂げました。人類が地球を支配しているような錯覚を次第に強く持ち始めてしまっていることへの戒めとも 感じられるように

人の命を思う時、私は「音楽の力」で出来得ることについて、いつも考えます。

「女声合唱団りんどう」は歴史を作ってきました。真面目に、賢明に、人生と共に音楽を紡いできたメンバーと今日も音楽を発信できますこと、 本当に嬉しく思っています。

彼女たちの「言葉」の深みは、私の自負する魅力です。

今日は、新しい楽器の響きも加わっての音空間。大事な人生の一瞬を、お聴き頂く皆様と共に豊かな音楽で過
ごせますように、願っております。

 ご声援に感謝申し上げます。

音楽監督・指揮者 当間修一

第31回定期演奏会(2017.10.21)みつなかホール

プログラム

Ⅰ部  星野富弘の世界

 女声合唱とピアノのための「花に寄せて」より(星野富弘 詩/新実徳英 曲)

 ・ねこじゃらし       

 ・てっせん・どくだみ

女声合唱組曲「悲しみの意味」より(星野富弘 詩/なかにしあかね 曲)

 ・椿       

 ・愛されている

 
Ⅱ部  ポピュラー曲集

 ・The Rose     (アマンダ・マクブルーム  詞・曲/古賀 藍 合唱編曲)

 ・心の瞳      (荒木とよひさ 詞/三木たかし 曲/ 加藤昌則 編曲)

 ・明日があるさ  (青島幸男 詞/中村八大 曲/ 横山潤子 編曲)

 

Ⅲ部 遥かなる時を超えて

 ・古(いにしえ)の君へ(平元慎一郎・坂口愛美 詞/千原英喜 曲)

 ・爪紅(つまぐれ)   (北原白秋 詩/三善 晃 曲)

 ・瓜はめば     (山上憶良  詩/当間修一 曲)


Ⅳ部  女声合唱とピアノのための 『ありがとう』

―谷川俊太郎の4つのうた―  (谷川俊太郎 詩/千原英喜 曲)

1. 誰もしらない  2. にじ

3. なくぞ     4. ありがとう



ごあいさつ


本日は第31回目の女声合唱団「りんどう」定期演奏会にお越し頂き、有り難うございます。昨年30回の節目を迎えて記念定期演奏会を行い、多くの方々より温かいご声援を頂いてまた更

なる足跡を重ねることが出来ますことをとても嬉しく思います。

ハーモニーで心が豊かに、リズムで思わず楽しく…、毎日の時間の中で、そんな音楽を探します。

また時には人生を変えてしまうほどの感動と衝撃を得て出会う音楽もあります。

それを何とか多くの方々に伝えたいと日々頑張ります。

音楽の力を信じての毎日です。

「りんどう」のメンバーは本当に真面目で、そしてブレないですね。

今日も「りんどう」の皆さんの紡ぐ音がいっぱいに放たれますように!

お聴き頂く皆様との時間が、少しでも明日へのエネルギーとなりますようにと願います。どうぞごゆっくりとお楽しみ下さい。

             

                                                                          
  音楽監督・指揮者 当間修一


第30回記念定期演奏会(2016.10.10)みつなかホール


プログラム

~りんどう30年の歩みを辿って~

『落葉松』(第1回)
女声合唱曲集「落葉松」(改訂版)より 野上彰作詩/小林秀雄作曲

『街路灯』(第3回 )
女声合唱曲集「街路灯」より 北岡淳子 作詩/三善晃作曲

『ラシーヌの雅歌』(第7回 )
Jean Racine作詩/Gabriel Faure 作曲/Gabriel Thomas編曲

『春の土 秋の土』(第8回)
女声3部とピアノのための「長くて短い六つの歌」より 新川和江作詩/林 光 作曲

『Quando corpus morietur』(第10回)
「Stabat Mater」より Giambattista Pergolesi 作曲

『ピエロという名のピエロ』(第16回)
女声合唱曲集「新編・茜の空に」より 鈴木憲夫作詞・作曲

『やさしさに包まれたなら』(第16回)
荒井由実作詞・作曲/松本憲治編曲

『わが心の想ひ』(第18回)
Heinrich Heine作詩/F

女声合唱とピアノのための組曲「みやこわすれ」より野呂 昶 作詩/千原英喜作曲

『千の風になって』(第21回)
新井満 日本語詞・作曲/当間修一編曲

『瑠璃色の地球』(第23回)
松本隆作詞/平井夏美作曲/源田俊一郎編曲

『For the beauty of the earth』(第28回)
F.S.Pierpoint詩/John Rutter作曲

『永遠の花』(第30回)
John Rutter作詞・作曲/Takako Helbig訳詞

『わたしを束ねないで』(第12回)
女声合唱曲集「わたしは風」より 新川和江作詩/木下牧子作曲

指揮:当間修一  ピアノ:沖田明子
  ナレーター:横畑 真季

ごあいさつ

本日は女声合唱団「りんどう」の演奏会にお越し頂きまして、誠に有り難うございます。

女声合唱団「りんどう」は30年の歩を重ねてまいりました。
1人1人の人生に綴られた出会いや別れ、悲しみと喜びを歌に全部包み込みながら、
しっかりと刻まれてきた歴史だと思います。

本日はこの「りんどう」の奇跡のような、と私は思うのですが、歴史を辿りながら
団にとって大切な「曲達」を、共にお聴き頂けますことを大変嬉しく思います。
お聴き頂く皆様の心にも、かけがえのない時となって響きますように。
そして1人でも多くの方々の明るい明日に繋がりますように。
そう願って、棒を振りたいと思います。

これまでの沢山のご声援に改めて深く感謝申し上げます。
これからも何とぞよろしくお願いします。

音楽監督・指揮者 当間修一

第29回定期演奏会(2015.10.17)みつなかホール


プログラム

Ⅰ部 様々なリズムに乗って
    The Look (Jussi Chydenius 作曲)
    The Seal Lullaby (Eric Whitacre 作曲)
    Libertango Astor (Piazzolla 作曲/Oscar Escalada 編曲)

Ⅱ部 金子みすゞの世界
    無伴奏女声合唱曲集『見えないもの』(金子みすゞ 作詩/北川 昇 作曲) より     
     幻灯
     打出の小槌
     見えないもの

    象の鼻  (金子みすゞ 作詩/当間修一 作曲)
    あさがほ (金子みすゞ 作詩/当間修一 作曲)
    みそはぎ (金子みすゞ 作詩/当間修一 作曲)

Ⅲ部 ポピュラー曲集
    雨のち晴レルヤ (北川悠仁 作詞/北川悠仁・佐藤和哉 作曲/山室紘一 編曲)
    Birthday (さだまさし 作詞・作曲/遠藤謙二郎 編曲)
    麦の唄 (中島みゆき 作詞・作曲/瀬尾一三・野田 学 編曲)
    心に花を咲かせよう (山本瓔子 作詞/上田真樹 作曲)

Ⅳ部 女声合唱とピアノのための『世界中の女たちよ』 (信長貴富 作曲)
    花こそは心のいこい (福田須磨子 詩)
    たくさんの私 (篁 久美子 詩)
    温かいシチュー (近藤めいり 詩)
    アンコール 憧れ (スウェーデン民謡/鈴木憲夫 作曲)

ごあいさつ

本日はご来場頂き、誠に有り難うございます。

世の中がめまぐるしく動き、言葉を交わし合う「確かさ」が少しずつ薄らいでい く、思いがつのります。

音楽の始まりは危険を伝える叫びから、意志を確かめ合う呼び声から起こりました。
それから長い長い年月の間に、音楽は成長しつづけ、 現代では様々なジャンルの音楽となって巷に溢れ、必要のない所にまで音が充満 しています。
心は渇きます。

詩人はこの世に、そして次の世に何かを求めて発信し、その言葉に突き動かされ た多くの作曲家が 1音1音、音をつづります。

今日の沢山の音のメッセージが、少しでも希望に繋がるようにと願ってやみません。
りんどうのメンバーも一生懸命歌ってくれる事でしょう。

皆様のご声援に、心より感謝申し上げます。


音楽監督・指揮者 当間修一


第28回定期演奏会(2014.10.11)みつなかホール

プログラム

Ⅰ部  女声合唱のための『日本抒情歌 さくらさくら』(上田真樹 編曲)
    さくらさくら(日本古謡)
    朧月夜(高野辰之 作詞/岡野貞一 作曲)
    荒城の月(土井晩翠 作詞/滝廉太郎 作曲)
    夏は来ぬ(佐々木信綱 作詞/小山作之助 作曲)
    赤とんぼ(三木露風 作詞 山田耕筰 作曲)
    野菊(石森延男 作詞/下総皖一 作曲)
    冬景色(文部省唱歌)

Ⅱ部  ラターとラインベルガー
    Inclina Domine(Josef Gabriel Rheinberger)
    Salve Regina(Josef Gabriel Rheinberger)
    The Lord bless you and keep you(John Rutter)
    All things bright and beautiful(John Rutter)
    For the beauty of the earth(John Rutter)

Ⅲ部  『ポピュラー曲集』
    「Best Friend」(玉城千春 作詞・作曲/今井康 編曲)
    「Let It Go~ありのままで」(Kristen Anderson-Lopez, Robert Lopez 作詞・作曲、
                   高橋知伽江 日本語詞/古川陽子編曲)
    「今、咲き誇る花たちよ」(小渕健太郎 作詞・作曲/遠藤謙二郎 編曲)

Ⅳ部  女声合唱とピアノのための『花のかず』(木下牧子 作曲/岸田衿子 詩)
    1.花のかず  2.夢のなかの空  3.クルミ  4.足おと
    5.曇り日なら  6.カゼクサ  7.竹とんぼに
    8.あさっておいで  9.ある日のたび

ごあいさつ

女声合唱団「りんどう」の第28回定期演奏会にお越し頂きまして有難うございます。
コミュニケーションする音楽作りを目指しての活動、よく続いたと今更ながら感心したり、驚いたりで、
これも努力を惜しまず音楽する団員とそれを支えて頂いている多くの方々の御蔭だと感謝申しあげます。
今年は少し冒険があったりしますが、一段と磨きがかかったサウンドをお聴かせすることができるよ
うな気がして嬉しく、
また楽しみとなって今日の日を迎えることができました。
きっとメンバー1人1人の人生を感じさせてくれる歌が聞こえてくるはずです。
年齢を重ねる毎にバランスの良い歌声になってきていますね。
それは言葉では簡単に言えることかもしれませんが、並大抵のことではありません。
何度も書いてしまいますが、これが「りんどう」の声に現れる魅力です。
お聴き頂く皆様にとりましても、今日の演奏が新しい明日へのエネルギーとなりますことを願って、
棒を振りたいと思います。
心に寄り添うことのできる音楽を紡ぎたいですね。メンバーと共に紡ぎましょう。
午後の一刻、どうぞごゆっくりとお楽しみください。
そして、これからも川西で活動する「りんどう」をどうぞよろしくお願いします。

音楽監督・指揮者 当間修一


第27回定期演奏会(2013.10.12)みつなかホール

プログラム

Ⅰ部  女声合唱曲集『自然と愛と孤独と』(木下牧子/作曲 エミリー・ディキンスン/作詩 中島完/訳詩)
    1.夜明けがいつ訪れるかを知らぬばかりに
    2.太陽と霧が
    3.なんて柔かに毛虫は歩くことか
    4.沼は秘密があって楽しいが
    5.小石はなんていいんだ
    6.悲しみのようにひそかに

Ⅱ部  『A Little Jazz Mass』Bob Chilcott/作曲
    1. Kyrie 2. Gloria 3. Sanctus 4. Benedictus 5. Agnus Dei

Ⅲ部  『ポピュラー曲集』
    見上げてごらん夜の星を(永 六輔/作詞 いずみたく/作曲 上田真樹/編曲)
    ありがとう(水野良樹/作詞・作曲 まついえつこ/編曲)
    おひさま~大切なあなたへ(岡田惠和/作詞 渡辺俊幸/作曲 遠藤謙二郎/編曲)
    花は咲く(岩井俊二/作詞 菅野よう子/作・編曲)

Ⅳ部  女声合唱曲集『落葉松』改訂版(小林秀雄/作曲)
    飛騨高原の早春(岩間 純/詩)
    あなたと わたしと 花たちと(峯 陽/詩)
    瞳(薩摩 忠/詩)
    落葉松(野上 彰/詩)

ごあいさつ

第27回定期演奏会を迎えることが出来ましたこと、とても嬉しく思います。
「いつも新鮮な気持ちで!、そして少し冒険しましょう!」との私からの呼びかけに、
「りんどう」のメンバーは常に前向きに本当に真面目にコツコツと努力を重ねながら、30年近く共に音楽を創ってきました。

今日は私の大好きな木下牧子さんの新しくて魅力あふれる音世界(訳詞も素敵です)、
ジャズで表現された祈りの「ミサ」、「今」へのメッセージをポップスで、
そして「りんどう」の持ち味である深みのある日本語表現を「落葉松」で。
様々にお楽しみ頂くことができるのではないかと思っています。
彼女たちの歌声が少しでも明日への希望へと繋がりますように、
皆様と共に時を紡ぎたいと思っております。

いつも温かい眼差しと拍手に励まされて活動を続けて参りました。
今後ともご支援頂きまして、「継続は力なり」を実践していきたいと願っています。
女声合唱団「りんどう」を振る度に、音楽とは何か?合唱とは何かという原点に戻る喜びを感じます。
私の人生の中で「りんどう」の歴史は何よりも貴いものと、一層強く思うようになりました。
これからも喜びの「共に歩む人生」を作り上げていく所存です。

お越し頂きまして、誠に有り難うございました。 心から御礼申しあげます。
「りんどう」、これからもどうぞよろしくお願いします。

音楽監督・指揮者 当間修一


第26回定期演奏会(2012.10.13)みつなかホール

プログラム

Ⅰ部  女声合唱組曲『遙かな歩み』(村上博子/詩 高田三郎/曲)
    機織る星
    櫛
    花野

Ⅱ部  『南の風にのって』
    島人ぬ宝(BEGIN/詞・曲 森 友紀/編曲)
    えんどうの花(金城栄治/詞 宮良長包/曲 森 友紀/編曲)
    さがり花(慶田城用紀/詞・曲 当間修一/編曲)

Ⅲ部  『オペラの名曲を集めて』
    恋とはどんなものかしら(「フィガロの結婚」より W.A.モーツァルト/曲 河野正幸/編曲)
    ハバネラ(「カルメン」より G.ビゼー/曲 堀内敬三/訳詞)
    私のいとしいお父さま(「ジャンニ・スキッキ」より G.プッチーニ/曲 河野正幸/編曲)

Ⅳ部  児童・女声合唱組曲『アポロンの竪琴』(宮沢賢治・みなづきみのり/詩 千原英喜/曲)
    竪琴弾きの歌(宮沢賢治)
    人魚(みなづきみのり)
    アポロンの竪琴(みなづきみのり)
    船乗りのカンツォネッタ(宮沢賢治)
    饗宴(みなづきみのり)
    やがて音楽が(みなづきみのり)
    ふたたびの竪琴弾きの歌(宮沢賢治)

ごあいさつ

本日はようこそお越し下さいました。
今、音楽を通じて皆様と共に時間を過ごせますことを嬉しく思います。

我が国を大きく揺るがした大地震に津波、そして異常を感じさせる竜巻や大雨 による災害。それに加えて領土問題での関係国との摩擦。オスプレイの沖縄配備 は今も沖縄の人たちとの頭を痛ませる大きな軋轢となっています。
それらの復興や問題解決もスッキリとした進展はなく、人の中には深く澱んだ閉 塞感が漂っているのではないか。
その中にあって「歌」はどのように紡がれなければならないか、私の大きな悩み でもあります。

「りんどう」は元気です。
合唱を通じてメンバー同士の繋がりや合唱が巧くなることを錬磨し、し続けるこ とで一人一人が大きくて若々しいエネルギーを発し続けています。「りんどう」 は元気です。
私は思います。
ここにある「命」は最も大切なかけがえのない息吹だと。
多くの人たちが天災人災によって、はからずも命を失うことになりました。 生きる者は悔やみ、怒り、悩み、前を見ることのみによって歩みを続けています。 「命」の大事さを、大切さを歌いたいと思っています。 鎮魂の思いもありましょう。虚しさの中の怒りや悔しさもありましょう。 しかし、私は「りんどう」の「元気」を伝えたいと思うのですね。 このステージに臨んだメンバーの思いのエネルギーを伝えたいと思うのですね。 「命を紡ぐ」、そういうステージとなることができれば。そう強く願っています。

音楽監督・指揮者 当間修一




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