No.576 '04/12/24

気がつけば「イブ」ですね


前の更新から一ヶ月ほど経ってしまいました。
アッという間の時間です。
「変形頸椎症」も続いて<うっとうしい>毎日の中、振り続けた日々でした。

恒例の「クリスマス・コンサート」(いずみホール)も終わり、ルーテル大阪教会での「クリスマス・スペシャル」も終わってOCMのコンサートはこの一年を閉じました。
毎回、印象が強く残る演奏会でした。
それらを綴っていくのがこの「日記」の役目なのですが、次々とやってくる準備作業や仕事のスケジュールのためにもう既に過去のものになっています。
前を見るしかない状態です。(笑)
いきなり結論でもないのですが、とにかくそれぞれの演奏会は充実感をもって終わったという事だけ書き記しておくことにします。

まぁ、珍しい事としては、「さだまさし」の最新アルバム「恋文」から二曲、「遙かなるクリスマス」と「小さなおばあさん」を私が編曲して演奏したことでしょうか。
「クリスマス」の時期になると少し悩む私です。
その時に演奏する曲に悩むんですね。
「希望」や「平和」がそのメッセージだと思うのですが、形式的や因習にそっただけの演奏はしたくないと思っているものですからその曲選びや練習には慎重です。

ふと、車中で聞いた「遙かなるクリスマス」に泣きました。
聞いている内に今年の「クリスマス・コンサート」には是非歌ってみたいと思うようになりました。
ソロで歌っている曲、生ギターが伴奏です。
弦も入り、ドラムも効果的に使われて盛り上がりは上々。
しかし、私が泣くのはそういった音楽的処理ではなく、さだまさしが綴る歌詞と、そして彼の「思い」に心が動くことでした。
それを合唱で歌う。
困難を伴うかもしれないと思いながらもどんどん頭の中に譜面が出てきます。
3−4日で仕上げたでしょうか。、
それだけどうしても演奏したかったのでしょうね。

聴いていただいた方々から「当間さんの、そして合唱団の音楽になっていて新しいメッセージになっていました」といった感想を頂きました。
正直嬉しいですね。
もちろん言っていただいたその意味の中には、「さだまさしさんの思いを十分に伝えたうえに」という思いが強くあってのことです。
ですから、ほんとうに嬉しいのですね。

聴いていただいた方々の「いまだ、興奮気味です」の言葉は私にとって嬉しい重みのあるものになりました。
少し疲れ気味の私ではありますが、身が軽くなるような年末の二つのコンサートとなりました。

さて、明日25日クリスマスは和歌山でのコンサートです。
「和歌山バッハ・コール」の定期です。
最近とみに響きに磨きがかかっている合唱団。
私も棒を振るのが楽しみです。
今回は「SCO」も参加しての演奏会になりました。
クリスマスの日に因んだ曲を選びました。
楽しんでいただけると思います。

No.576 '04/12/24「気がつけば「イブ」ですね」終わり