No.590 '05/7/22

「東京合唱講座」第1日目


しばらく更新ができないでいました。
本当に忙しかったと思います。
これからも更に忙しくなりそうなのですが、書くことも大事なことだと思っているものですから頑張ります。

今日から三日間、東京での「合唱講座」を開きます。
去年から始まった「講座」ですが、成果は大だと思っています。
しかし、東京へはそう頻繁に出かけるわけにもいきませんから、半年に一回、あるいは一年に一回といったペースです。
受講して頂く方を思えば、月二回がいいのですが、これは今の私のスケジュールではまったく不可能。
年二回でも自分自身に対して「良くやってるね〜」なんて思ってます。(笑)

とにかく、合唱を楽しむためのノウハウを徹底的に伝えたいと思う気持ちが強いです!
ただ複数の人たちが歌っているというだけではなく、アンサンブルする喜びを本当に知って欲しいのですね。
純粋ハーモニーの感動、音程の確かさの面白さ、音色を作る楽しさ、もうワクワクするような合唱を体験して頂きたいのです。

一人一人が音楽の神髄に触れるような参加のしかた。
それは各々が積極的に音楽に参加するということ、細部にわたって音楽を知るということですね。

しかし音楽は教えられるものではありません。
矛盾したことを書きましたが、これ、私の信条です。もう一度書きますね。
音楽を教えることは一応出来ますが、しかし音楽の感動、生きた音楽、音楽の核心は教えられるものではありません。
ただ、ただ、感じられるようにし向けるだけですね。
プロの音楽家になりたい人には尚更親切になりすぎてはなりません。
企業秘密だからではありません。(笑)
音楽は教えられてできるものだけではない、もっと深いもの、人に感動を与えられる何かがなければならないからです。

私はアドバイスするだけです。
本人が気が付くようにアドバイスするだけです。
今日の個人レッスン、そして理論の説明。
どのように伝わったか?
明日のアンサンブルでその実践を試みます。



No.590 '05/07/22「「東京合唱講座」第1日目」終わり