No.621 '06/09/08

「女性指揮者の会」


9月2日(土)に「女性指揮者の会」で発声の講演、および指揮をしてきました。
皆さん熱心に聴いていただきました。

プレゼンテーションを用いて、これは「倍音」の説明をしているところです。
ピアノの共鳴を聴いていただくことで「倍音」を感じとっていただく実験です。

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これは「丹田呼吸」の説明。
たまたま見学に来ていた「大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団」の山川美弥子をモデルにして「丹田」の動きを観ていただいているところです。
彼女の動きは良く解るので、助かります。

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皆さん、本当に熱心で、ついつい私も乗って熱弁を振っていたのではないでしょうか。
「勉強」したい、というのが会の発足主旨だと聞きました。
発声は一人一人、個別に指導しなければならないのですが、今回は先ず「理論編」といったところですね。
最後に「質疑応答」の時間で少し実践もしましたが、本格的にはやはり個別に観なければなりません。
導入編はプレゼンテーションからということになります。

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プレゼンテーションが終わると、「アンサンブル」で曲作りを実践。
棒を振らせていただいて、指導です。
曲は「会」からの申し出でパレストリーナの「アベ・マリア」。
発声的にも音楽様式の面でも難しいのですが、基本的な「抑え所」は説明できたのではないかと思います。

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これは最後の「質疑応答」の時間でしょうか。
響きについて、喉頭など触りながら声を出していただきました。
この「喉頭下げ」なるものは、何処へ行っても皆さん驚かれます。
まぁ、理論的にいって当然のことなのですが、それを私が指でもって強制的に(笑)やるものですから驚かれるのでしょうね。

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記念写真です。
いつもこういうのは苦手なのですが、今回は少し気分も華やいでいたようで気持ち良く座っていました。(笑)

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「女性指揮者の会」の代表、藤原圭子氏、直接連絡をして下さっていた副代表の福田美保氏、そして当日お世話してくださった会員の方々に感謝申し上げます。
合唱界は完全に女性上位ですね。
合唱団員も、役員も、そして指揮者も女性が大活躍です。
これからもご一緒に、合唱の楽しさ、面白さ、難しさ(笑)を追求していくことができればと思っています。


関西に本拠地を置いて活動していながら、あまり地元の団体の事や動向には疎い私です。
コンクールの審査員を務めさせていただいたり、出かけて講演や指導をさせていただくこともしばしばなのですが、どうしてなのでしょうか。(少し反省)
きっとそれは、指導や講演の「中身に一生懸命」になってしまって、お顔や、お名前など覚える努力を怠っているからではないかとの自己判断です。
今回、失礼ながら初めて「女性指揮者の会」の存在を知ることとなりました。
私の周りはまだまだ広い大海です。知らないことが多いですね。(もう少し努力しなければ)
素敵でエネルギッシュ、そんな皆さんを頼もしく思いました。
これからの会活動、そしてそれぞれの合唱団の活躍を心から期待します。



No.621 '06/09/08「「女性指揮者の会」」終わり