No.662 '09/02/20

山陽小野田少年少女合唱団


今月の10日、11日と山口県の山陽小野田市へ行ってきました。
地元の少年少女合唱団の指導です。
以前から私の発声メトードと音楽に興味を持って頂いていたという、指導者の松 原 秀 樹さんからの依頼。
Mailなどで多くの方からこうした依頼や相談など多いのですが、松原さんのMailには特に惹かれるものがありました。
丁寧な文章だったということもあるのですが、内容から切実な「音楽的要求」が伺えました。
音楽に、またその指導の姿勢に熱心で且つ大きな愛情を私は感じたのですね。
是非行きたいと思いました。

練習場所は「山陽小野田市文化会館」のホール。いい響きのするホールです。
「大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団」や「SCO」で演奏会をしたいと本気で思った素敵なホールです。
下の写真でホールの雰囲気が少し伝わるでしょうか。(響きを伝えられないのが残念!)

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ホールに入るとすでに練習が始まっていました。
まずその子供たちがつくる響きに驚きました。色々これまでにも全国の子供たちの歌声を聴いてきましたが、「金の卵の響き」といいますか、充分に聴き応えのある声、そしてハーモニーだったのですね。

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「OCM発声」も取り入れて頂いての準備運動がなされていました。
しばらく見させて頂いていたのですが、その内容もさることながら、子供たちの表情に強く惹かれたのですね。
「子供たち」なのです!
つまり、「変に大人ぶった子供」達ではないのです。益々やる気の出る私でした。(笑)

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準備体操も終わり、一度歌をうたってもらいました。
実は、失礼ながら指揮やピアノがどのように音楽づくりをされているかということも見たかったのですね。
子供たちにどう対しておられるか、それが見たかったのですね。

お会いするのが初めての松原さん。Mailでのやり取り、そしてご本人は大阪まで演奏を聴きに来て下さってはいたのですが、お目にかかるのは今回が初めてです。
この日の前日には、松原さんを始めとするスタッフの方々(ピアニストも同席して下さいました)と会食をさせて頂いていて、お人柄は充分に知ることができていたのですが、だからこそかもしれませんが振っている姿を是非とも見たかったのですね。

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松 原 秀 樹さん

お会いして良かったです。
スタッフもとても素敵な方々。子供たちと指導者だけでは良い合唱団は生まれません。
それを取り巻く、サポートして下さる方々の協力が何より必要です。
松原さんの周りにはそれがあるように感じました。(良い雰囲気が流れていましたね)
良いスタッフに恵まれる。それはまた指導者としての松原さんのお人柄でしょう。
振っている姿に私は充分にそれを発見できたと思います。



指揮が私になった時の写真ですね。
もう、やる気充分の私です。(笑)
まだ始まってもいないのに子供たちを何故かとても気に入っていて、雰囲気も和やかです。(笑)

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下の写真、子供たちに「声の不思議」そして「声が持つ魅力」を説いている時のものですね。
受けている彼女もそうなのですが、周りの反応がとても良かったです。それが強く印象に残っています。
短い時間でした。もっともっと教えたいと思いましたね。反応がいいですね。直ぐに直ります。
どんどん変化していく様子を、一緒に来ていた明子さんや合唱団のメンバーも楽しんでいたようです。

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松原さんと、「《OCM少年少女合唱団(仮称)》が創立した際には、姉妹団体になりましょう」と約束を交わしました。
これまでに多くの方々に指揮や発声や音楽を教えてきたように思うのですが、プログラムやパンフなどの経歴には載せなくてもいいですから、とやんわりお断りをしていたのですが、ここだけは例外になりそうです。
もし良ければ私の名前を載せて頂きたいな、なんて思ったりしています。(笑)
まぁ、それほどに肩入れしたいな、と思っているらしいのですね。(笑)
今年の秋に初演奏会だそうです。
歌う彼らたちにとって、一生の想い出になるようなコンサートであってほしいなと心から願っています。
出会いを喜びたいと思います。



No.662 '09/02/20「山陽小野田少年少女合唱団」終わり