No.678 '10/08/03

鹿児島公演記(08/04 少し文章に手を加えました)


「鹿児島県合唱振興基金創立10周年記念演奏会」
宝山ホール(鹿児島県文化センター)での演奏会のため、初めて鹿児島の地に立ちました。

去年の宮崎に続いての九州公演。鹿児島を大いに楽しみに思っていました。(正直に申しあげれば少し不安がありましたが)
演奏会の前日、お世話になった「合唱振興基金」の方々と会食です。(私の格好、ちょっとラフ過ぎますね。スミマセン)
いろいろと話が弾みました。そしてほんの少しだけ不安が取り去られました。(笑)

いましばらくお待ち下さい

左から、米島律郎氏、川井田 清氏、野間幹夫氏。お目にかかれて嬉しかったです。また、たいへんお世話になりました。

さて演奏会です・・・・・。
翌日の演奏会当日、10時30からホールリハです。響きは悪くありません、しかし客席から遠く感じる距離感。
見た目と響きのバランスが気になります。
幾度か立ち位置を変更します。そして決まった位置でのゲネ。時間は刻々と過ぎ、終わったのは本番一時間前を切っていました。

一曲目、シュッツは歯切れも良く、フレーズも巧くまとまり小気味よい演奏。マリアの喜びは表現できたと思ったのですが、客席の雰囲気は今ひとつ。(笑)
(?)と思う私。「良くなかったのかな〜」なんて思って二曲目です。
牧子さんの「おんがく」も少しハモリが思い通りにならなかったものの(一曲目の影響が出ていたのかもしれませんね)そう悪くもない演奏。しかしどうもこれもまだ乗って来ないようです。(笑)
次が「44わのべにすずめ」、これは受けました。というか驚かれていたみたいです。拍手が起こりました。(アップテンポがいいのかも、と思う私です)
さぁ、それでは「聴いて下さいね」とばかり「祝福」です。
終わったとき《静寂》でした。(笑)(いやいや、スローテンポもしっかりと聴いて頂いている、と思う私)
よく聴いて下さっている。ステージから振り返って見る顔には喜んで下さっているのは解ります。でもまだ、少し硬い。

舞台転換(ピアノ搬入)があって、憲夫さんの「雨ニモマケズ」。
いつもながら泣いての指揮(いろいろなシーンが頭を巡ります。賢治なのか私なのか良く判らなくなる状態です)
もうこの状態ではお客様はあまり意識していません。(笑)(スミマセン)
「聴いて頂いてありがとうございました」と心からお礼を何度も繰り返してステージを降りました。

次は間違いなく楽しんで頂けるだろとの思いで臨みます。(合唱団もですね。皆気迫が違います!)
千原英喜の「ラプソディ・イン・チカマツ」。終わった瞬間大拍手です。振り返って見る顔には驚きや喜びや満足感といったものを感じとりました。
正直嬉しかったです。この時でした、一体感を感じたのは。そして来て頂いたお客様と友だちになれたように思いました。(勝手な片思いかもしれませんが(笑))

後半はリクエストにお応えするステージ。30分の演奏予定が45分と延長となってちょっと冷や冷や。(メンバーの20人ほどが直ぐさまホールを出なければなりません。飛行機の時間が迫っていました)
このステージ、どんどんお友達になっていった時間でした。ステージに降りてお喋りする私。話によく相づちを打って下さっています。どんどん乗っていく私。長くなる危険!(笑)
さぁそれでは、ということで最後に選んだのは牧子さんの「鴎」。
以外とこの曲知られていませんでした(ちょっと誤算)。事前にアンケートを採っていたのですが、リクエストとしては下位の方でした。
でも、ちょっと私の感にぴ〜んときました。そして私の取った選択は究極の合唱仲間づくりの手法となりました。(実は千原さんの「南京玉簾」をトリにと思っていてそのタイミングを計っていました)
取った手段・・・・・、いつものようにお客様を囲んで歌います。
この形態に関するエピソードを少しお喋りして、歌い始めます。
・・・・・・・・・最後のコードを響かせ(この響かせている間にもお客様の顔はもう絶頂に向かっていくのが判ります)、そして歌い終えます。
大きな拍手。もうとても喜んで頂きました。そしてきっとこれまでの合唱のイメージではない「何ものか」を感じとって頂けた瞬間だったと思います。
後で聞いた話ですが、「こんな響き、合唱を聴いたのは始めて」という感想。
皆さんそれぞれに驚いて帰られたとか。ちょっと私としては嬉しかったです。

演奏会が終わり20人ほどのメンバーが空港へと去っていきました。
残ったメンバーで打ち上げです。
昨晩、皆で行ったというお店に連れて行ってもらうことにしました。
とても評判が良かったのですね。「私を連れて行って!」とばかり我が儘を通す私。
連れて行かれたのが「天文館」

天文館通り

話題の「白くま」を素通りです。メンバーは食べたいと仰っていました。

天文館むじゃきの白くま

で、目的のお店「しょう」です。私は初めて。何人かは既に前夜経験づみ。今夜は残った者で(ゲスト二人にも加わって頂いて)打ち上げです。

食彩「しよう」

食べ終わって記念写真。女将とお店の人(名前を聞くのを忘れました。スミマセン)です。
とても美味しかったです。焼酎も沢山頂きました。最近私のお腹も出てきましたね。(これは急遽改善を求められています(笑))
女将さんとは「また来ます」と約束したのですが・・・・・・ほんと、来たいお店になりました。

しようの女将と

山の上にあるホテル、「城山観光ホテル」に宿泊を変えます。温泉も良し、堪能できました。居残った14人でこの夜、ホテルのバーで乾杯。充実感一杯でした。
オリジナルの地ビールが美味しかったです。

翌日は車で霧島まで。
「高千穂牧場」へ。
緑の所へ行きたがる私。雨も少し降りましたが、先ずは私の「晴れ男」発揮で牧場内は快適でした。

高千穂牧場

まだ食べますか?とばかり焼き肉です。(笑)

焼き肉

行きたかった「霧島神宮」へ。
正面の屋根の両端に象が居ます。これがやけに気になる私です。(そしてもう一つ気になるものが、それは後で)

霧島神宮正面

御神木です。この角度、誰かさんの顔に見えるのですが。

御神木

とても気になるこの石。亀石なのですが、「亀」が今とても気になっているのですね。

亀石

短い滞在の鹿児島でした。
また来たいですね。
今度はゆっくりと人と会い、また自然とも触れたいです。
ただし、もう少し涼しくなってからがいいかも、ですね。(笑)



No.678 '10/08/03「鹿児島公演記」終わり