No.230 '99/8/21

歴史のイリオモテ、そしてイシガキ


予定を繰り上げて石垣島に戻ってきました。

一泊することになったので、ここ石垣のダイビングでお世話になっている小室さんご一家と夕食を共にすることにしました。
お宿も小室さんの紹介です。急のことでしたので助かりました。お疲れだったにもかかわらずご一緒していただきました。
やっぱり地ビールですね。乾杯です!とても楽しい一時でした。心落ち着く思いは皆も一緒だったらしく、この夜のビールは格別美味かったです。
もう、石垣は私にとって心安らぐ地となり始めています。
また、11月に潜りに来ることを決めてしまいました。(忙しいにもかかわらず、懲りないですね)

小室さんご一家との写真です。

 

石垣に来るようになって3年目です。イリオモテは初めてでした。
異郷の地として、また、私の両親の故郷である沖縄の地として、そしてダイビングのメッカとしての興味で訪れた土地でした。
しかし、これらの土地の歴史が気になりはじめました。
沖縄本島に比べるとその知識の無さに自分自身驚きます。

石垣島も、そして西表島もやはり戦争の爪痕はくっきりと残っていました。
西表など、人類の遺産としての自然環境のイメージ、秘境の地としてのイメージで我々に伝えられていますが、戦時中のことは例にもれず悲惨な話が多いです。

「八重山の戦争」大田静夫 著 (出版:南山舎)という本を石垣で購入しました。
たんたんと記述されているのですが、その内容は悲しいです。
またもや「日本人とは?」という思いに至ります。
音楽家として、「時の流れ」を意識します。これらの歴史を想うことと私の心の軌跡とは深くかかわっていることでしょう。

楽しかった休日でした。充実の数日間でした。行って本当に良かったと思っています。

 

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