歌にでる鳥シリーズ1[アオサギ]


今度の7月25日に京都C・モンテヴェルディ合唱団で柴田南雄作曲の「三つの無伴奏混声合唱曲」というのをやる。
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その中に「まきの梢に青鷺の、群れて巣を持つ幽けさよ」という歌詞が出てくるのだ。

というわけで「鳥たちの歌」第一回はアオサギのお話である。

アオサギはサギ類の中でも日本最大の大きさを誇り、その美しい姿からもツルやコウノトリと間違えられる事もしばしばある。

日本各地に生息し、私の住む京都辺りではコサギの次によく見ることが出来るサギだ。
割と汚い水でも平気なのだろうか、大阪の道頓堀でも見たことがある。
そのような身近な鳥ではあるが、その大きさと優美さは私たちを大変楽しませてくれる。

歌詞の通り、アオサギは繁殖期には、群れて巣を持つ。
コロニーと言うのだが、松林や竹林の上で営巣する。
場合によってはコサギなど共にコロニーを形成する事もある。
サギ類は日本でも大きな鳥類なので、それらが木の上に集まっている様は何とも壮観である。

そんなコロニーを見たければ中〜南近畿にある天皇陵の林などを探せば今でも見られる所があるらしい。年々減っているらしいが。

私の最近では合唱団の合宿所の近くの、能勢町役場裏にアオサギのコロニーがあったそうだ。見損ねて大変残念。


川でたたずむ美しさと、飛翔するときの勇壮さ。そんなアオサギがいつまでも身近でみられるようであって欲しいものである。

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