歌にでる鳥シリーズ2[ナイチンゲール]


ナイチンゲール。英語でNightingale。独語ではNachtigall。
伊語だとRossignuol。
日本では、うぐいす、夜鳴きうぐいす、小夜鳴鳥(サヨナキドリ)などと訳される。

うぐいすと訳されるのは、スズメ目ヒタキ科で姿が似ているからであろう。
しかしナイチンゲールは決して‘ホーホケキョ’とは鳴かない。

夜鳴き、小夜鳴き、などと付くのは、夜もその美しい声を聞かせるからだという。
その声は大きく美しい。私もテープで一度聞いた事がある(ハズだ)がきれいな声だった記憶がある。しかも日本の鳥で美しい声を持つとされるオオルリなどとは違った美しさを持っていたのだ。

だから、夜鳴きうぐいすなどという訳は出来ればやめて欲しい。夜中に‘ホーホケキョ’が聞こえてきたら気持ち悪いだけだし、そんな鳥と日本人に思われてしまいそうでなんだか嫌だ。

ナイチンゲールはロビン、クロウタドリと並んで、ヨーロッパで最も多く詩歌に登場する鳥の一つだ。なぜ多く登場するかというと答えは簡単、大変美しくさえずるからだ。
(歌が上手い人をして、ナイチンゲールと称することもあったという。)

その姿はあまり目撃されることはなく、ただその美しい歌声だけが夜に昼に鳴り響くという。
実際、姿を見ても昔の人たちはわからなかったであろう。その素晴らしい声に対して、姿があまりにも地味だからだ。(これが日本のウグイスとの共通点ですな)


ナイチンゲールが多く登場するのは恋の詩歌である。
そう、ナイチンゲールは、いつも恋の歌を歌っているのだ。
(鳥のさえずりは全てそうだけど・・・)
この鳥は恋の歌を美しく良く響く声で歌い上げる。昼も夜も。

私も恋の歌を歌うときは、ナイチンゲールの様になりたい!といつも願ってやまないのである。

(よーし、上手くまとまった!(笑))

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