1月13日 元気なおじいちゃん


大相撲初場所が始まった。
私は、相撲がメッチャ好き、というわけではないが、結構好きなのでよくテレビで見ている(と言っても基本的に「大相撲ダイジェスト」で見ているのだが)。見ている中で面白いと言うか、すごいお客さんを発見した。

その方は、向正面(で良かったかな?)の客席、ちょうど行司の左上くらいによく映っている。
年配の方で、白いジャージっぽい服を着ている。奥さんか娘さんかわからないが女性と共に来ているようだ。
そしてなんと日の丸の入った金の扇子を持っているのだ!

そのおじいちゃんの観戦っぷり(?)はスゴイの一言に尽きる。
まず横綱土俵入り、横綱が四股を踏むとき、四股に合わせて日の丸扇子を高く掲げ振り下ろす。そして「よいしょー!!」のかけ声が国技館内に響き渡るのだ。その声がまたデカイ。裂帛の気合いなのだ。

取り組みを見ているときもまた良い。
お気に入りの力士が勝ったときや、内容が良い相撲だったときは高らかに笑い、扇子を広げて喜ぶ。お気に入りの力士が負けたときの悔しがり方も豪快だ。
反対につまらない内容の相撲だったときは拍手もしない。わかりやすいのだ。

最近相撲を見ていても、このおじいちゃんが気になって仕方ない。おじいちゃんの反応を見ていて、相撲を見てない時さえあるのだ。
見ていて、本当に相撲が好きなんだなー、と思う。とても気持ちいい観戦っぷりだ。

毎日居るわけではないが、けっこうな確率で来ている。普段は一体何をしてはるのか、興味が湧くところだ。

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