ずっと書こう、書こう、と思いつつ何となく書かなかった面白い出来事が、去年のクリスマス(正確には12月24日)にあった。
その日の晩は、2日後に演奏会をひかえているにも関わらずシュッツ合唱団の練習が無かった。大変珍しいことである。
それだから家に居たのである。我が家は別にキリスト教徒ではないが、ちょっとはクリスマスっぽいこともしようと鳥なんか焼いて食っていた(こう書くと焼き鳥みたいだなぁ‥‥)。
テレビからもクリスマスソングが流れ、ちょっとはクリスマスっぽい雰囲気のところに訪問者があった。それは近くの教会の人達で、家の前で賛美歌を歌ってくれると言う。「あらののはてに」を歌ってくれた。
別に、教会に来い、とか、お祈りをしろ、とか言われたりする事もなかったので、ちょっといいなぁ、と思いつつ聞かせていただいた。一生懸命歌っていた。こんな時は上手か下手かなんてどうでもいいのだ。歌い終わるとビデオと冊子をくれた。勧誘用の物だろう。まぁもらうだけなら、ともらっておいた。
ビデオは「JESUS」という映画だった。ルカ福音書のおいしい場面(?)を映像化したもので、割と良くできていた(元々劇場公開用だったらしい)。
でも普通に見ていると段々辛気くさくなってきた。かったるい。こんなんで教会に行く人が増えるだろうか、としなくてもいい心配をしてしまった。んで冊子の方もちょっと見てみた。勧誘用のもので、あまり読む気はしなかったが、あるところで目が止まって、その後大爆笑した。
素晴らしい勧誘用コピー、それは、「ヒッピーからハッピーへ」
というものであった。
素晴らしい。素晴らしすぎる。教会の人が考えたとは思えない(失礼!)。
このコピーのおかげで私の心がハッピーになった(安上がりだなぁ‥‥私って‥‥)クリスマスの夜でした。